プロフィール [編集
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- 本名:不明(魔道書図書館としての正式名称は「Index-Librorum-Prohibitorum(禁書目録
)」[1]
)
- 身長:148cm[2]
- 年齢:不明(見た目は13,4歳程度)
- 国籍:
イギリス
- 出身地:ロンドン
- サイド:魔術サイド
- 所属:イギリス清教 第零聖堂区「必要悪の教会(ネセサリウス)」
- 職業:シスター
及び魔術師・魔道書図書館
- 住居:学園都市第7学区 とある高校の男子学生寮(上条の部屋)
- 魔法名:「Dedicatus545(献身的な子羊は強者の知識を守る)」
人物 [編集
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イギリス清教に所属するシスターにして魔術師の少女。10万3000冊の魔道書を記憶している「禁書目録」という過酷な役割を担っている。本名、年齢等のパーソナルデータは一切不明であり、作中では未だそのことについて言及されていない。語尾に「 - なんだよ」「 - かも」を付けた口調で喋り、日本人の名前を呼ぶ時は「とうま」や「ひょうか」などひらがなで表記される。
容姿 [編集
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腰まで届く程の長いストレートの銀髪とエメラルドのような緑色の瞳、白い肌
に小柄で華奢な体格。整った顔立ちをしており、上条曰く肌や髪からわずかに甘い匂いが香っている。服装は常に純白の布地に金の刺繍が施され高級なティーカップ
に似た印象の修道服(「歩く教会
」)[3]
で、数十本もの安全ピン
で布地を留めて着用している[4]
。
性格 [編集
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天真爛漫かつ若干わがままな性格で、子供っぽい言動が目立つ。しかし根幹の部分では誰かが傷付くのを嫌い、人を守るためなら自分の身を顧みず、「禁書目録」という凄絶な宿命を笑って受け入れる芯の強さと優しさ、献身の心を持っている。
姫神
曰く「誰かに助けてもらうべき特別な才能も知識も兼ね備え、側にいるだけで他人を幸せに出来る心の持ち主」で、ステイルも「(インデックスの)傍若無人に見える振る舞いは全て誰かの為」であると語っている。普段はシスターらしからぬ振る舞いが多いが、絶望的な状況でも「祈りは届く」として決して諦めないなど、篤い信仰心や深い慈愛の精神も見せる。
食欲 [編集
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外見に似合わず非常に食欲旺盛かつ大食いで、腹を空かせて食事をねだることが多い。反面、空腹がいつまでも満たされないでいると機嫌が悪くなり、その矛先は主に上条に向かう(実際、原因の大部分は上条にあるのだが)。シスターなので本来嗜好品や食欲への執着は禁じられているが、本人は修行中だから仕方ないとして後ろめたさを感じつつも誘惑を断てずにいる。好き嫌いは特に無くとにかくよく食べ、数人前の量を一気に食べ尽くし周囲の人間を呆れさせる事もよくある。
この食欲については、後述
の完全記憶能力による膨大な記憶量の影響で脳が大量のエネルギーを必要としているからという見方もある[5]
[6]
。それゆえか食べても太らない体質なのかは不明だが、大量に食べても彼女の体格に変化は見られない。
生活 [編集
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ロンドンの聖ジョージ大聖堂で育ったが、物語開始より1年ほど前に記憶を失って以後は日本におり、上条に救われてからは上条の部屋に居候している。
上条が学生であるため、基本的に昼間は一人で暇を持て余している。家ではテレビを見るのが好きで、超機動少女カナミン
がお気に入り。基本的に家事や飼い猫のスフィンクス
の世話は上条に任せきりであるが、言われればそれなりに手伝うようである(ただし一般常識に疎い為、洗剤を給湯器に流し込んで風呂を壊すなどロクな事にならない)。
知能 [編集
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後述
のように魔術に対しては非常に優秀な頭脳を発揮し、それに関連して文学や語学方面の知識も豊富。非常に本好きで漫画や絵本でも目の色を輝かせて読み耽り、数十ヶ国もの言葉を喋れるほか未開の文化圏の言語すら習得できる程。だが、生い立ちゆえに一般常識には疎く後述のように科学的な知識もめっぽう弱い。
科学オンチ [編集
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魔術サイドの住人は科学が苦手な傾向にあり、彼女もその一人。極度の科学オンチで携帯電話もうまく扱えずタッチパネル
式の自販機の使い方が全く分からないほど機械に弱く、科学的な用語についても無知。
また、掃除ロボを「電動の使い魔
(アガシオン)」と呼んだり、天気図
を「人工的な風水
読み」と捉えるなど、しばしば魔術的な観点で物事を見て間違った解釈をする。一方で後述のヒューズ=カザキリや打ち止めのウイルスの件では、科学的に作られた人工天使を魔術的に解釈したことで、ウイルスのワクチンを失っている状態にも関わらず状況を打破させることへと繋げることができた。
人間関係 [編集
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上条
とは学園都市にやってきて初めて知り合った人間であり、その後自分を助けるために命がけで戦い奔走する彼に対して心を許し次第に惹かれていくようになる。上条に強い信頼と好意を抱いており、上条が他の女性と良い感じになる度にイライラしている。魔術師ではあるが、基本的にインデックスを事件に巻き込みたくない上条により蚊帳の外に置かれることが多く、逆に一般人である上条を事件から遠ざけようと努めているが、効果は無い。それでも、長い付き合いの中で上条の最大の理解者となり(「使徒十字」の一件では自分に上条と共にいる資格がないと悩む姫神に対して上条の本音を代弁したりもした)、自分の知らないところで上条が奔走している事を不満に思いながら止めても仕方がないとも思っている。それでも、上条が傷付いて欲しくないという思いは無論変わっておらず、意識不明の状態で見つかれば片時も離れず回復を祈るなど毎回彼を本気で心配している。しかし同時に不満も募らせており、事件が解決する度にそれを爆発させて頭に噛み付くこともしばしば。この「噛み付く」という行為をするのは上条に対してのみで、照れ隠しややきもちに類する感情表現であるかどうかはインデックス自身気が付いていない[5]
。
人に好かれやすく誰とでも仲良くなれる気質であり、初対面の相手でもフレンドリーに接したり上条の家族やクラスメイトに対してもすぐに馴染んでしまう。小萌
や姫神とは作中初期から親しく、舞夏
ともよく世間話をする仲。しかし学園都市で暮らすようになってからは上条を介した知り合いしかいなかった為、初めてインデックスが一人で作った親友である風斬氷華
には(氷華にとってもインデックスが初めての「ともだち」であるので)互いに格別の親愛の情を抱いている。
かつてのパートナーと親友であるステイルや神裂との思い出は失っており(漫画版
2巻では彼ら3人が親密だった頃の様子が回想として描かれている)、物語初期は「10万3000冊を狙う魔術結社所属の敵魔術師」と認識していたが、現在では誤解も解けて幾度か共闘した事により「同僚の魔術師」程度には思っている。また、レイチェル
などの同世代のイギリス清教のシスター達とも仲良くやっていたようで、本人は彼女達のことを覚えていないがイギリスで再会した際には色々と可愛がられていた。
後述
のようにかつては1年周期に記憶を消し親しい人間と別離しなければならないという非常に過酷な境遇にあり、アウレオルス
の一件では「一人の主人公にしか好意を向けられない純正の聖女(ヒロイン)」と表現されたりと、初期にはその人間関係が物語の重要な位置を占める事もあった。
作中での行動 [編集
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7月20日、魔術サイドからの逃走中に学園都市に迷い込み、上条の部屋のベランダに引っかかって彼と出会ったことが物語の始まり。後述の「首輪」を上条が破壊したことで、イギリス清教は彼を禁書目録の管理人(足枷)とし、インデックスは上条家の居候となる。この際、上条がインデックスを救う際に記憶喪失になったことは彼女を悲しませたくない上条の配慮(彼女が離れるのが怖いという自身のエゴもあった)により彼女には知らされなかった。
8月8日、かつてのパートナーであるアウレオルスの三沢塾での事件に巻き込まれ、8月31日には魔道書「抱朴子」を狙った闇咲逢魔
に誘拐されるも上条に救出される。9月1日、上条の高校にやってきた際にAIM拡散力場の集合体である風斬氷華と出会い、学園都市にやってきてから初めての友達となり、学園都市に侵入した同僚のシェリーが起こした騒動に巻き込まれるも、ゴーレム相手に奮戦した。
法の書事件ではアニェーゼ部隊に誘拐されたオルソラを救出するため、上条らと共闘し、上条と出かけたイタリア・キオッジアでは、「アドリア海の女王」の騒動に出くわし、上条らと共に女王艦隊に乗り込み、アニェーゼ救出に協力。9月30日には、上条を捜して街を彷徨っていた時に、一方通行
と偶然遭遇する。その後、「神の右席」前方のヴェントへの対抗策として、アレイスターにより人工天使「ヒューズ=カザキリ」と化した風斬とその発動に利用された打ち止めを救うために奮戦し、歌による詠唱で打ち止めに打ち込まれたウイルスを停止させることに成功する。
10月17日、祖国イギリスからの「禁書目録召集令状」に応じ、上条と共にイギリスに向かい、第二王女キャーリサ
と騎士派が起こしたクーデター「ブリテン・ザ・ハロウィン」に巻き込まれる。その中で、第三王女ヴィリアン
と協力し、カーテナ=オリジナルの供給源を断つことに成功し、バッキンガム宮殿でのキャーリサとの戦いでは、終局に「強制詠唱」でカーテナ=オリジナルの制御を一時的に奪い、キャーリサ撃破に貢献する。
クーデター終結後、遠隔制御霊装
の存在が明らかとなり、「神の右席」右方のフィアンマがこれを強奪しインデックスの身が脅かされる事となるが、第三次世界大戦での上条の奮闘によってフィアンマは倒され、「ベツレヘムの星」にて霊装越しに上条との束の間の会話で、上条から自分が記憶喪失であることを打ち明けられた。それをインデックスは優しく許容して「いつものとうまが帰って来ればそれでいい」と答え、上条はそれに対し必ず帰って直接謝ると約束した。そして遠隔制御霊装が破壊されたことにより、無事に解放され目覚める。ただし奪われたのは王室派の物であり、清教派の遠隔制御霊装は依然ローラが所持している。
終戦後、学園都市に戻っているらしく一方通行が姿を目撃しているが、疲労と焦燥から雰囲気が随分と変わっていた。
魔術 [編集
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一度見聞きしたものは絶対に忘れない完全記憶能力[7]
を持ち、それによって10万3000冊の魔道書を記憶している「魔道書図書館」を担っている。それらは常人が一目見たら発狂するほど危険な「原典
」である一方で、世界の常識(ルール)を変え、手に入れた者を「魔神
」にするほどの価値があり、それ故にその身を魔術師に狙われることも多い。なお、レイヴィニア
によると彼女が魔道書の汚染の影響を受けない理由は、一歩間違えば人間としての基本性能すら失うレベルの精神調整を何十回も繰り返し、大量の防御機構(宗教防壁)を格納しているためらしい[8]
。
禁書目録の防御機能である「自動書記(ヨハネのペン)」に全魔力を用いているため通常魔術は使えないが、後述のような「魔力を使わない魔術」は使えるので、魔術師が相手ならある程度の自衛は可能。魔力の流れを察知する感覚に長けており、付近で発動している魔術を探知したり不意打ちを先読みするなど魔術師に対する有効な手段となっている。また、特殊な魔術も見聞きしただけですぐに解析でき、単純な知識量のみならずその応用力・分析力は非常に高く、神裂
曰く「紛れもない天才」だという。作中でも戦闘においてはその豊富な魔術知識と高度な頭脳によって力強いサポート役となっている。
- 強制詠唱(スペルインターセプト)
- ノタリコン
と呼ばれる特殊な暗号を用い、他者の詠唱や術式に割り込んでその発動や効果を阻害したり意図的な誤作動を誘発する技。作中では「早口言葉や暗算などの作業をしている人の耳元でデタラメな言葉を言って混乱させるようなもの」と例えられている。
- 魔術的な狙撃にも対応でき、術者が遠隔操作する類ならゴーレムや「アドリア海の女王」の氷像などにも通用するが、あくまで術者に対する妨害でしかないため、完全自律型の術式には効かない。あらゆる魔術を即座に見抜き解析するインデックスならではの術ではあるが、天草式のような複数の術式を高速処理する魔術や数十人で同時に襲撃するような数の暴力には相性が悪い。また、アウレオルスの「黄金練成」や「神の右席」のような未知の魔術には使えない。
- 魔滅の声(シェオールフィア)
- 10万3000冊の知識を総動員し、相手の魔術の根幹を支える信仰や教義の矛盾点を徹底的に糾弾することで相手の精神を破壊する技。作中では「教義というOS
のセキュリティホール
を的確に貫くようなもの」と例えられている。
- その「囁き」を聞いた者は一時的に自我を崩され、気絶してなお怯え震えて硬直したり防衛本能が暴走して自滅する。しかし、これは集団心理
を利用しているため、「同じ思想で統一された純度の高い集団」にのみ大きく作用し、敵味方が入り乱れた混戦や個人戦ではうまく効果を発揮しない。また、魔道書の著者のように特殊な精神防壁を構築している者や、鼓膜を潰すなどして物理的に声を聞かない者にも通用しない。
その他にも、これらの声を利用して人間の精神や脳に干渉する技術を応用し、「0930」事件において打ち止め
のウイルスを解除する「歌」を即席で作り出してヒューズ=カザキリ
の暴走を食い止める事なども果たしている。
首輪 [編集
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かつては禁書目録の離反を防ぐ名目の元、ローラ
(ひいては英国女王)に「首輪」と呼ばれる術式を施されていた。喉の奥に不気味な紋章が刻まれ、これにより表向き、インデックスの脳は85%が魔道書の記憶で占められ、残りの15%の記憶で生きているとされ、1年毎にその15%の記憶を消去しなければ命を落とすという制約がかけられていた。そのため彼女には昔(一年前に日本へ来た以前)の記憶が無い。
また、他の「必要悪の教会」のメンバーには「首輪」の存在を知らされていなかったため、過去には多くの彼女と親しい人物(特にステイル
やアウレオルス)が彼女の記憶消去を回避するため奔走したが、成功した者はおらず歴代のパートナー達は已む無く彼女と別離する事となった[9]
。ついにはその残酷な宿命を悲観したステイルと神裂によって、少しでもインデックスの別れの負担を軽減させようと「敵」を装って追跡するという究極的な措置が取られるまでになったが、最終的に上条が「首輪」を破壊したことで記憶を消去する必要が無くなった。
自動書記(ヨハネのペン) [編集
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インデックスに「首輪」と共にかけられている魔術で、それに彼女の全魔力が用いられている(故に彼女は魔力が精製できない)。インデックスの生命が脅かされたり、魔道書の中身を知ろうとすると発動され、彼女の頭脳にある10万3000冊の魔道書をフル活用して敵対者の魔術を即座に解析し最も有効な攻撃を算出して繰り出し、「禁書目録」の知識を利用した強力な魔術や対抗魔術で対象者を強制的に排除する。また、状況によっては魔術の解説や回復魔術の手順の指導なども行う。
その際、インデックスの意識は消え(完全記憶能力を持つ彼女でもそのときの記憶は珍しくあやふやになる)、瞳には魔法陣が浮かび上がり冷徹かつ無機質な擬似人格が表出し、無表情と機械的な言動で必要な措置を実行する。喋り方も淡々とした口調に変化し、特に非常時や魔術行使の際には「第○章第×節。 - 」といった蔵書の引用のような語句を頭に付けた話し方となるのが特徴。本人はこの状態になることを「冷たい機械になっていくみたいで怖い」として恐れている。
この状態のインデックスと対峙することは一つの戦争を迎えることと同義とまで言われ、実質「魔神」そのものかそれに近い存在である。またシルビアによると「普通の魔力だけで魔神の力を行使する者は正真正銘の怪物」らしく、インデックスはこれにも当てはまると思われる。上条が「首輪」を干渉した際に発動するが、彼に破壊された。その後、遠隔制御霊装の強制干渉を受けて再び起動するが、破損が酷くインデックスを不安定な状態にさせた。
- 竜王の殺息(ドラゴンブレス)
- 「自動書記」モードのインデックスが上条を迎撃する為に放った魔術。「聖ジョージ
の聖域」と呼ばれる魔法陣で生み出された空間の亀裂から出現した直径約1mのレーザー
兵器のような光の柱で、伝説のドラゴン
が繰り出す攻撃と同義であるという。圧倒的な破壊力、「幻想殺し」に対して真正面から押し勝つ強大な物量と質、そして大気圏外にまで届き「樹形図の設計者
」が搭載された人工衛星を撃墜するほどの精度と射程距離を誇る恐ろしい攻撃。攻撃が終わった後に降ってくる光の羽は、頭に触れただけで脳細胞を物理的に死滅させるほどの威力がある(上条はこれによって記憶を物理的に失った)。
他にも、「魔女狩りの王」専用に構築された術式「神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)
」、北欧神話の伝承を再現した「豊穣神
の剣」、様々な攻撃を可能とする血のように「赤い翼」を背から生やすなど、多種多様で強力な魔術を発動する。
遠隔制御霊装 [編集
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「首輪」以外に用意された安全装置の一つで、「自動書記」を外部から強制的に干渉・操作する霊装。アルファベットが刻まれたリングがいくつも並ぶダイヤル式の錠前のような円筒形で金属製の霊装[2]
。この霊装を用いればインデックスの知識を自在に引き出す事ができるが、原典の汚染を受ける危険は避けられない。
英国女王エリザード
によると、インデックスの人権
を確保する為に必要な措置であり、非人道的な意見に対処するには「制御下に置かれ安全である」と示さなければならなかったとのこと。「清教派」と「王室派」に1つずつ安置され、ローラやエリザードなど極一部の人間しか存在を知らなかった。