昔は 昭和54年には

厚生年金 113000円

共済年金 133000円

国民年金  94000円だった。

差は少しあるが横並びと言えば横並びだ。

ところが、1984年か1986年頃に

厚生年金と共済年金の加入者には自動的に

「国民年金も支払っているとして年金額に国民年金が上乗せされた」

いわゆる2階建てとか3階建てと言われる保険構造になってしまった。

払ってもいない国民年金分を厚生年金と共済年金に

上乗せすることになったのだ。

だから上乗せ分を補填するため国民年金は安くなった。

 それが今の年金格差につながっている。

それどころか、その頃から国の借金が劇的に増えるようになっている。

今の財政赤字の多くはここから来ている。

年金の一元化はこう言った背景による物だ。

 払っていない国民年金分は自動的に赤字になる計算だ。

厚生年金と共済年金加入者にはこのことをわかってもらわないといけない。

それを説明すると加入者の反発を受けるから選挙で勝てない。

結果訴える政党はないと言うことになる。

せいぜい一元化という言葉になってしまう。

これを説明しなければならないのだ。