憲法改正の手続きは以下の通り。
衆議院と参議院で三分の二の賛成があれば憲法改正の発議ができる。
それを受けて国民投票が行われる。
その有効投票数の半数以上で憲法が改正される。
有効投票数だから投票しなかった人は省かれる。
つまり投票しない人はカウントされない。
それ自体が問題としているわけではない。
自民党の憲法改正案は今の憲法の国民主権、基本的人権、平和主義。
以上の物を正反対にしているからだ。
国家主権、基本的人権の制約、憲法9条の改正による平和主義の否定。
このような物になってしまうため野党は反対していたのだ。
また現行憲法は、国民を国家権力から守るため憲法が
国の権力者を縛るようになっているが。
自民党の改正案では国家のために国民があるとしている。
国家が先で国民の権利は国家に制限される。
だから国会で三分の二を阻止したかったのが野党の本音なのだ。
そのことを国民がどのくらい理解していたのかわからないが。
理解していたのならこうはならなかったと思う。
とにかく憲法改正ができる条件が整ってしまった。