出国前にインドの話を何人かしたが、インドはどうも物乞いビジネスやら詐欺やらが多いらしい。
俺の中では「スラムドッグミリオネア」という映画からしかインドの知識がない。
誘拐してきた子供の目を潰し、ものごいをさせるという恐ろしいものだ。
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スラムドッグ$ミリオネア (字幕版)
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気を付けよう。ちなみに飛行機到着時は午後10時。ヤバい時間だ。
さて、インドに着いたが空港は綺麗だ。
そして、ニューデリー駅までのメトロを探す。
空港を出る。うっ、なんだこれは!
独特の匂いがする。これがインドかぁ。。。
そしてメトロまで歩いていたら途中で「こっちに乗っていったほうが早いよ」と手招きされる。
勿論、「ノーサンキュー」と言って先を急ぐ。客引きには気を付けよう。
そしてチケット販売の機械を見つけお金を入れる。
お金を入れるがすぐ吐き出される。。。
まごまごしてるとさっきの客引きに「メトロはもう動いてないから買えないんだ。乗ってけよ」
と言われる。どうしようもないから乗っていこうかな。、とついていくそぶりを見せるとどこかに電話し始めた。。。
やばい、俺の危険アンテナがビンビンに感じ始めた。
そして戻る。凄い大きい声で色々説得されるがこれはヤバい。
とりあえずチケット販売の機械より先に行くと迷彩の服を着た数人が荷物チェックをしている。
軍人か警察かわからないが、明らかに信用できるぞ。
「メトロは動いていないの?」と聞くと皆で笑ってから「インサイド」とだけ言われる。
とりあえず荷物チェックを受けてから入り、先に行くと、行列が出来ている。
みんなはそこでチケットを買っていた。
さっきのチケット販売の機械はよくわからんが、とりあえずニューデリー駅までのチケットを買えた。
めっちゃ綺麗。 香港と同じ車種だ。
香港もインドもエアポートエクスプレスはスペインのCAF社が車両を製造しているらしい。
そして、ニューデリー駅に到着。
外に出た。うっ、変なにおいがする。そして一面に広がるリクシャー(三輪自動車)。
とりあえず日本人宿に行こう。
行こうとするのは日本人宿の「サンタナ」。
場所は鉄道の駅を超えたメインバザールにある。
メトロの駅から、鉄道の駅を超えて行くんだな。。。
数百メートル先の鉄道の駅までは特に決まった道はなく、リクシャーの間を通り抜けて向かう。
勿論めちゃくちゃ話しかけられるが無視。そして鉄道の駅に到着。
ここから駅の鉄橋を超えて行くようだが行く方法がわからない。。。
まごまごしてるとまた声をかけられる。
無視して行く方法を探すが、どうしても見つからなかった。
ちなみに話しかけてきたハゲがずっと付いてくるので話だけを聞いてみる。
「俺はちゃんとした人間だぜ」みたいな事を言いながら財布からIDカードを出す。
めっちゃ汚い。。。そしてすぐしまう。うさんくさい。。。そしてこう言われた。
「ここはチケットを買わないと通り抜けできないから、リクシャーに乗って移動するしかないね。」
いや、俺はここを歩いて通り抜けたいんだ。といい振り切って探すが見つからない。
今度は別の若いやつが来たが、さっきのやつと同じことを言う。
凄い剣幕で「夜中に歩くのは本当に危ないんだ。リクシャーに乗れ!」とずっと説得される。
本当にそうなのかな?と思い始めた。そしてもう午後11時だしもうヤバい気がしてきた。
そして鉄道側に行けばハゲが凄い話しかけてくるし、メトロ側に行けば若いやつが説得してくる。
最後は二人がかりでめっちゃ説得される。
最後はリクシャーも来て
「この人達のいうことは本当だよ。絶対に乗ったほうがいいって」
「お前のためにもう10ルピーでもいいよ。いいから乗って行けよ」
と言われる。「わかった乗るわ。でも絶対サンタナに行けよ。」
俺は何度も繰り返す。
ハゲもリクシャーの運転手に
「この日本人を絶対サンタナに連れて行けよ!サンタナだ!」
となんども繰り返す。
そしてリクシャーに乗る。そしてリクシャーは動き出す。
色々ぐるぐるする。右に行ったり左に行ったり、、、暗い場所になり始めた。
運転手が電話で誰かと話し始める。
あれ?俺やばくね?
もう夜中の0時になる時間であった。。。