先週の北斎親子のドラマ、見ました?

さすがに美しい映像でした。

 

何を描こうとしたのか最初はわからなかったんですが、たぶん、一つのことを生涯続けた人たちの強さ、生きる力のようなものを描きたかったんじゃないかと私は思っています。

 

一生絵を描き続けるということは、想像以上に大変なことだと思います。一種の執念のようなもの、自分を信じ続ける強さ。

 

そこから脱落したものには、苦い悔恨しか残っていない。

忘れようとしても、その苦い味は喉の奥から湧き上がってくる。

 

北斎の娘、お栄の昔の恋人、善・・・?は絵をやめてしまった後、お栄に会いにやってくる。そして、お栄が自分の画風を編み出しつつある姿を見て、「眩クラする」と呟く。

 

彼は、その時ものすごい嫉妬と後悔に苛まれていたのではないかと想像する。

 

そして、彼はそれから暫くして、風邪をひいたことが原因であっけなく死んで行ってしまう。

 

かっては心ときめかせた仕事や夢を持っていたのに、ふとした弱さから投げ出してしまう。そういう経験をした人間は、心に深い傷を持っているようなもの。何かの拍子でその傷は口を開く。