山梨に「河口湖自動車博物館」がある。ここは8月のみの開館と変則的な運営であるがいろいろと興味深い展示がある。

まずは自動車館から。
世界初の内燃機関式自動車。馬車や人力車からも判るように「自動車の生まれる前」について触れている。

シトロエンのトラクシオン・アバン。世界初のFF車である。最先端技術を盛り込んだクルマであるが、当時のフランスの田舎は未だに馬車が主力でありクルマなど「生まれてこの方見た事ァねえ」という状態にあったという。

そこで生まれたのが2CVである。「課税馬力」と呼ばれる税制上の区分がそのまま車名になっている。「運転が容易で、大人4人と手荷物が載って、かつ安く買えるクルマ」はいわゆる国民車の条件だが、それを求めて生まれたのが「醜いアヒルの子」というのがいかにもフランス的。

ではわが国はどうであったか。自動車メーカーはいくつか存在したが、モータリゼーションについてはフランス以上に立ち遅れていたりする。写真はダットサンのセダン。

こちらは左が4人乗り幌付きのフェートン、右は2人乗りのクーペ。写真は撮らなかったが他にトラックがあった。

エンジンは800cc程度。イマドキのクルマからすれば寸法馬力ともに控えめなもの。

こちらもダットサンだが、これは戦災に遭ったものをボディと荷台を架装し直した個体。当時の厳しい状況を伝えるため現状のまま展示している。


モ1型電気機関車。富士急の前身である富士山麓電気鉄道が新造した車両。当駅には鳥居があるけど御神体は…まさか…((((;゚Д゚))))



御殿場駅近くのSL広場で展示されているD52。貨物輸送用の機関車であるが戦時量産型のため本来の能力を発揮できなかった