昭和プロレス懐古技その14
ジャイアント馬場のランニングネックブリーカードロップ

今回は先日2.4後楽園ホールでの23回忌をしめやかに終えた世界の巨人、ジャイアント馬場のナンバーワンの勝率を誇る技、ランニングネックブリーカーを語ろうと思います。

自分は正直、テレビでプロレスを見るようになったのは新日本のタイガーマスクや藤波と長州、猪木とホーガンとか。全日本はファンクスとハンセン、ブロディ、あとは鶴龍などがプロレスの入りなので馬場さん全盛期のNWA世界王者時代はほとんど知りませんでした。まあもちろんPWF選手権とかでハンセンやブロディ、ハーリーレイスとかと試合してるのは見てた記憶もありますがその当時は16文キックやヤシの実割りを使ってた印象で。

相手の首に飛び付いて片腕を引っ掛けて落とす。あのタイプのネックブリーカーは当時維新軍の切り込み隊長として長州の絶対的右腕だったアニマル浜口の必殺技のイメージでした。どちらかと言えば小兵な選手が得意とするイメージ。

でたまに日テレの全日本プロレスの特番で馬場さんのプロレスキャリアの栄光を辿るみたいな番組があって、その中でNWAの世界チャンピオンを奪取した技が王者ジャック・ブリスコに決めたランニングネックブリーカードロップでした。子供ながらに見て衝撃的な一発で馬場さん特有の身体のデカさ、手足の長さ、ジャンプ力、破壊力、ダイナミズムと世界を取る技はこういうのなんだ〜と興奮したのを覚えています。

まあ209センチ、135キロの人間が走って飛んで腕を相手の首に引っ掛けて落とすってだけでも当時の他のスポーツではまず見られない凄さですからね。ボクシングや柔道、野球やラグビーとかでもまずお目にかかれないダイナミックさとカッコよさがありました。この時見慣れていた浜口のはやや横っ飛びで身体を斜めに流す落とし方なんですが馬場さんのはほぼ真っ直ぐキレイに体重をかけながら美しく決めて落とすみたいな。

単純明快なんだけどこりゃ効くだろうな〜っていう技ですね。馬場さん、アニマル浜口、保永昇男以降はたま〜に鶴田や田上、小橋、ケンドーカシンが使う位で決め手としては使うレスラーも減ってきたランニングネックブリーカーでしたが時を経て棚橋が『スリングブレイド』と題して2段階式のネックブリーカーを使っているのは記憶に新しい所。

まあ馬場さん活躍の時代には技を喰らう相手レスラーの体格もそこそこデカいから見栄えがするってのもありますよね。多分オカダ辺りも手足長いしレインメーカーからシフトチェンジして出したら見栄えも良いと思います。

という訳で馬場さんの伝家の宝刀、ランニングネックブリーカーを紹介しました。
格闘技やシュートを超えたものがプロレスなんですよ。アッポー!