デンタアプローチの開発経緯を開発者の半生を振り返りながら記録していきます!
「次の実験はこれでしよう」
そう思いコウヤマキを数か月漬け込んだエキスを主人の頭に塗り込みましたが、
特に手ごたえはなく、そのまま私の失敗コレクションに眠ることとなりました。
そんな時私の体調に異変が出始めました。
鼻血がとまらなくなったり、めまいで倒れたり、
そして何より一番つらかったのが歯の痛みでした。
小さいころから歯が丈夫で永久歯になってからは虫歯は1本もできたことがなく、
ビール瓶の蓋を歯であけることがちょっとした特技でした。
そんな私が毎日歯茎が痛み気づけば歯茎が真っ白になっており、
指で触っただけで皮がベロンと向けてしまうほどでした。
歯茎が腫れては歯医者へ行き膿を出してもらって痛み止めを飲む。
10日に1回はそんな風にして過ごしておりました。
ある日いつものように歯医者へ行くと主治医から
「もうこんなに歯茎の状態が悪いからこのままだと体までおかしくなってしまうから、
歯を全部抜いて入れ歯にしたほうがいいと思うよ」
と言われたのです。
”小さいころから体はそんなに丈夫でなかったけど歯だけにはと自信があったのに”
”虫歯一本もないのになぜ入れ歯にしなければならないのか”
地震で焼け野原の中必死で仕事をし生きてきましたが、
入れ歯にしようと言われた時はもう心も体もボロボロで
私自身これからどうなってしまうのか。本当に絶望感でいっぱいでした。
「まだ40代なのに入れ歯にするなんて絶対に嫌や」
疲れ果てて眠りたくても狭い我が家の、狭い私の部屋には育毛剤の失敗作である
様々な植物の瓶詰が占拠してゆっくり足を伸ばして眠ることすらできませんでした。
こんな失敗作いつまでも家においとかれへんな、、
「そうや!どうせ歯周病が治らないなら自分でこの失敗作を試してから捨てよう!」
そう思い立ったのです。