こんにちは

 

今回は、東京駅構内とその周辺での、楽天モバイル(MNO)の通信速度を測定してきました。

夜の東京駅

 

東京駅構内は、楽天回線の1.7GHz帯(1.8GHz帯)のBand3が回り込めない箇所が多く、未だに区内でKDDIによるローミングのパートナー回線を提供しています。パートナー回線の電波強度がとても強いせいか、東京駅構内では楽天回線が入る箇所でも、自動的にパートナー回線に接続されてしまいます。そのため、この記事では、対象をパートナー回線(Band18)だけにして測定をした結果を記載しています。(丸の内駅前広場を除く)

また、経由サーバーは楽天モバイルサーバーに統一しました。

今回、調査対象としたのは、丸の内中央口付近からJR東京駅1~10番線と、総武線・横須賀線地下ホームです。

 

まずは、丸の内中央口付近

東京駅のメインゲートとも言える丸の内中央口付近(構内)での測定結果です。
下り速度が10.6Mbps、上り速度が22.0Mbps
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 
ここは東京駅の中でも特に多くの人が行き交う場所なので、Ping値が平均で3000ミリ秒を超えるなど、応答速度が遅くなっています。
 

中央線ホーム(地上1,2番線)

続いて中央線ホームでの測定結果です。
電車に詳しい方はご存知かと思いますが、東京駅を拡張する際に、中央線ホームだけは他の地上ホームよりもひとつ上の階に移設されたため、比較的高所に位置しています。
KDDIによるローミング電波(パートナー回線)のBand18がビンビンに飛んでいるので、楽天回線が入るはずなのに、率先して、Band18を掴んでしまいます。
-58dBmなんて強度の電波は、楽天の基地局でもめったにお目にかかることはできません。
下り速度45.5Mbps、上り速度23.0Mbpsとまずますの結果。
平日の日中帯ということもあり、比較的空いていたので速度も出やすかったものと考えられます。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

山手線(内回り)・京浜東北線(北行)ホーム(地上3,4番線)

こちらも比較的空いていました。
写真中央上部にあるグレーのアンテナが5G(おそらくKDDIのもの)アンテナ、その右側にある白いボックスが4G用アンテナと思われます。
下り速度53.4Mbps、上り速度20.7Mbps
1,2番線とほとんど変わらない結果に。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

山手線(外回り)・京浜東北線(南行)ホーム(地上5,6番線)

続いてはお隣ホームの5,6番線
ホーム中腹 アンテナらしきものは写真外の左側にありました。
下り速度32.5Mbps、上り速度21.1Mbps
アンテナが階段付近にあったため、邪魔にならないようにその場所での計測は断念
少し離れた場所からの測定となったため、若干速度が落ちています。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

上野東京ラインホーム(地上7,8番線)

本来は、常磐線・高崎線・宇都宮線・上野東京ラインホームと書くべきなのでしょうが、長いので割愛します。
ホーム中腹よりも少し南側で計測
1~6番線ほどアンテナの数は多くない印象です。
下り速度42.8Mbps、上り速度20.6Mbps
アンテナからそこそこ離れていたものの、そこそこの結果が出ています。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

東海道線ホーム(地上9,10番線)

こちらは、公式の正式名称をそのまま
東海道新幹線ホームではございません。
ホーム上をうろちょろしながらアンテナ探し
5G用アンテナらしきものはちらほら見かけるのですが、4Gアンテナは比較的少ない傾向
下り速度27.1Mbps、上り速度19.3Mbps
地上ホームの中では一番速度が遅いです。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

総武線・横須賀線地下ホーム

今度は地下深くに潜り、総武線地下ホームコンコース地下4階へと移動。
だだっ広い空間が広がる国鉄時代を感じさせる殺風景な地下施設
数年前の改修工事が行われたおかげで、だいぶ明るくなりました。
さて、本題の計測結果について
下り速度46.9Mbps、上り速度18.8Mbps
このときはほとんど人がおらず、非常に快適に通信をしていました。
計測条件
日時:平日14時頃
接続周波数:Band18(パートナー回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

総武線・横須賀線地下ホーム(3,4番線)

電車に乗るためにはもう1つ降りなければなりません。
地下5階、とても深いです。
房総方面へ向かう電車が行き来するホームの3,4番線の北端
ここも平日の日中帯ということもあってか、非常に空いていました。
下り速度75.5Mbps、上り速度22.7Mbps
なんと、パートナー回線エリアでも70Mbps超えを叩き出しました。
 

最後に、丸の内広場

正式名称を、東京駅丸の内駅前広場というらしいです。
誰もが知るこの駅前のロータリー一体で計測してみました。
ここは屋外なので、しっかりと楽天回線のBand3が入ります。
しかもかなり強いです。
下り速度52.1Mbps、上り速度39.7Mbps
電波強度の割には、あまり速度が出ていません。
特に下り回線が通信中に不安定になっていたことから、基地局でさばける端末数が上限に近くなっているのではないかと勝手に考えています。
計測条件
日時:平日16時頃
接続周波数:Band3(楽天回線)
接続サーバー:楽天モバイル
 

まとめ

今回は、東京駅の普通列車・快速列車ホームと、駅構内外の速度測定をしてきました。
パートナー回線に接続することが非常に多いので、楽天モバイルさんの屋内の電波対策が進むことを願っています。

楽天モバイルを検討している方への参考になれば幸いです。

今回は調査することができませんでしたが、東海道新幹線や東北・北陸新幹線ホームや、京葉線地下ホーム、東京メトロ丸ノ内線ホームも、調査したいと考えています。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
 

はじめまして、電測屋です。

 

楽天モバイルでの回線速度を測って、このブログに掲載していきます。

 

かなりニッチなブログですが、楽天モバイルの利用を検討している方や、特定の場所ごとの速度の目安になればと思っております。

 

試験機材:OPPO製端末 5G対応(sub-6のみ、ミリ波は非対応)

     機材は、4G/LTE Band3,Band18、5G/NR Band n77を送受信できるので、楽天回線の電波をしっかりと掴むことができます。

試験回線:楽天モバイル(MNO)

試験アプリ:ookla製 Speedtestアプリ

 

これからどんどん投稿していくつもりなので、興味のある方はぜひご覧ください。

 

今後の測定予定場所

東京駅 駅構内

東京駅 駅構外とその周辺

中央・総武線沿線(三鷹~千葉)

総武線(快速) (東京~千葉)

京葉線 (東京~蘇我)

山手線 (一周)