ヲイヲイしあわせなんてものはネ!

あれだよ、アカンボでも、アメンボでも壊せるぐらいデリケェトなものなんですヨ!

それを何でせう、デカダン気取って、壊してみせて、太宰ですか?

そりゃあんた、ネ無しぐさ通り越して、お笑いぐさですヨ!
何だか勝手に吹っ切れてんだが、明日はどうだろうか?
必要とされると嬉しいくせに、ファッションのつもりで孤独に浸りやがって。
嘘つき!
さけはだめだ。
少しでも飲んだら、寂しくて、寂しくなって、寂しくなる。

弱い心が憎い。

愛想がつくほどにイライラする。

どうやって殴ればいいのだろうか?
家族の仲良し家庭ごっこについていけない。

だから、俺は家を出た。

恋愛に飽きた。

だから、彼女のことどうでも良くなった。

で、あれだ、どうしよう。

家庭の温かさも、恋のやすらぎも信じられない今、

俺は心のよりどころを何に求めればいいんだろう、

と輪郭の崩れた不安を抱く。

何か、何も信じられない。茶番にしか見えない。

良くない状態だと思う。

ああ、だからあれか、皆人付き合いを求めるのか。

端から見ても滑稽であっても、
馬鹿馬鹿しくても茶番であっても、

この気持ちに喰われてしまいそうだから。
死んでしまいそうだから。


うーん、でも、俺あれなんだよな。
とりあえず生きてるけど、楽に死ねたら万々歳という考えで毎日生きてるからなぁ。
別に孤独死でもいいんだけどなぁ。

だから、何となく不安であれねぇ、何かぼんやりしてんだな。

うーん、より所となるもの何か無いかな?

自然?
自然は好きだ。
心がやすらぐ。どこにも行かないし、どこにでもあるから。
静かなのもいいね。

太陽と月と雨雲と影に恋しようかな。

そうすれば、少しは楽しいかも知れぬ。
色恋沙汰に心がおどおどしまくるのがうっとおしい。
それで、信念曲げるとか本気でうっとおしい。
自分の心へ本当に腹を立ててる。
目標達成するまで色恋沙汰はええわ。
旅の途中、沙漠の上で寝っころがり、真っ青な空を眺めながら、
酒を飲み、静かに乾いて死んでみたい。

昔からそう思っている。
熱中出来るその時こそが、何よりも尊くて後の全てはほんのオマケに過ぎない。
父、母、姉、兄。家族のことが世界で一番大好きだったから、僕は家族の元を離れました。