そうだ、漫画描こう。4 | 漫画を描いて載せるブログ

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何とか描き上げた30ページほどの漫画を、いよいよ投稿する段階となった。


漫画を投稿して出版社の方に読んで貰ったら、すぐに電話が掛かってくるかもしれない・・・。

しかも、投稿したこの初作品で初連載までしてしまうかもしれない・・・。

果たして、自分に毎月の連載が務まるであろうか・・・?

期待を越えて、不安感さえ抱くほどであった。

大きめの賞だったので、結果が出るまで数ヶ月待った。




結果は・・・・・・・・・・・・・言わずもがな。




そりゃそうだ。

私は天才でもなければ、努力を積み上げてきたわけでもない。

ちょっとだけ自惚れが強いだけの、ただの人なのだ。

本来ならば、「やっぱりね、わはは」と思うレベルなのに、身分不相応に大ショックを受けた。

でも、ショックを受けつつも、「誰かが自分の作品を読んでくれた」という嬉しさと恥ずかしさを、ひそかに噛み締めていたのだが・・・。




そこから、何度も何度も投稿を重ねた。

投稿していたのは、ある出版社の少女誌と女性誌である。

雑誌に投稿をすると、次の次の月の号に結果が載るのだが、結果によってクラス分けがされる。

様々な投稿者のペンネームが並ぶ欄から、自分のペンネームを探すのだ。(この時のドキドキ感は、青春のドキドキである)

雑誌によってまちまちであるが、私が投稿していた出版社は、漫画家としてデビューできるのが努力賞から上の賞で、あと一歩のレベルが奨励賞であった。

この奨励賞を取ると担当が付く。

担当が付くと、デビューまであと一歩なのだ。

そして、その下にAクラス、Bクラス、Cクラスと並ぶ。


私はというと、AクラスとBクラスを行ったり来たりしていた。

何度投稿しても、あまりにも進歩が見られないので、出版社に行き、直接編集者の方に見てもらおうと考えた。

この辺で、ようやく焦りとヤケクソ的な気持ちが生まれる。

はじめの頃は「30歳までにはデビューだ!」と意気込んでいたが、いつの間にか、すでに30歳を越えてしまっていた。


続く


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