私の価値観ではありますが、不動産の現地確認の時は。
雨天の日。もしくは雨天明けの日に観にいくことが多いですね。
特にマンションの中古物件は、よりその傾向が顕著になります。
これはなぜでしょうか?
(修繕の仕様は年々進化、変化している)
私自身は現在、不動産の世界から一歩下がった立場であり。
建築の分野から違った視点で、不動産物件を観ています。そこで不動産の営業時代の視点や知識ではなかなかに実感できなかった部分もあり、今日はその辺りをお話ししていきます。
例えば古いマンションであれば、今現在特に問題の一つにアスベストがあります。
今でこそアスベストを吸入することで、肺癌等の問題を引き起こすと言われていますが、建築当時は当然ながら合法でした。むしろ開拓や建築ラッシュであったくらいです。
この類の話では震災を機に、耐震性に関する仕様が変わった、ということもあります。他では犯罪の増加に伴い、オートロック物件が標準装備されていたり。
そう!建築に関する仕様や様式は、より厳しくなってきているのです。
もっともこれは購入者サイドから見れば嬉しい話かもしれません。年代が新しい物件であれば例えばオートロックは標準装備。アスベストも皆無であり、耐震性も申し分ない物件に住むことになるからです。
ここで、話を本題に戻します。
中古物件(特に築10年以上経った物件)は、そもそも現在の耐震強度を満たしている物件なのかどうか。外壁の施工は脆い条件となっていないか?
こういう部分を確認するという意味でも。
雨天の日や雨天の翌日にきちんと外周を確認すると良いと思います。
(雨天の日は営業マンと仲良くなりやすい!)
これは営業マンとして、私や周囲の意見として書かせていきます。あまり世間には。知られていないことではありますが・・・
雨天の日のオープンハウスや物件案内は。
積極的に行くべし!
営業マンの立場としては、オープンハウスや案内の日が雨天だとすると。お客さんが来ないのでは?と。すっごく不安になるものです。
逆に言えば、そういう時に来てくれるお客さんは。
購入の意思あり!と考えやすくなるものですよね。
で、先ほども述べましたが。雨天の日こそ建物の外周をしっかりチェックして。そこを質問したり、可能であれば交渉材料にしたりすることも可能かもしれません。
これは悪いことではなく、むしろ高額な不動産の購入にあたってはきちんと納得のいく形で両者が話し合うことが大切です。
少なくとも雨天の日にしっかりとそういう話ができるのならば。
不動産営業マンとしては。しっかりと疑問質問に対して耳を傾け、一緒に問題をクリアしていきたい!かように考えると思います。
いい物件に巡り会えますように!