3/11(土) 【電験3種カウントダウン】
※下期試験日は3月26日(日)です。
本日は
公式ストックボックスを
お届けします。
今回は、法規科目より
低圧電路における漏えい電流
(電技による低圧電線路の絶縁性能の規定より)、
金属製外箱の対地電圧等
に関する式です。
では、早速どうぞ
公式ストックボックス125〜127
125. 最大供給電流
低圧電路に電力を供給する変圧器の容量をP[V・A]、低圧側の線間電圧をV[V]とすると、使用電圧に対する定格電流である最大供給電流Im[A]は単相2線式、単相3線式、三相3線式それぞれについて、次式で求められる。
この最大供給電流は、次のNo126にある低圧電線路の漏えい電流の許容最大値を計算する問題などで使用される。
126. 漏えい電流の許容最大値(電技規定)
低圧電線路の絶縁性能について、電気設備に関する技術基準を定める省令(電技)第22条では、「低圧電線路中絶縁部分の電線と大地との間及び電線の線心相互間の絶縁抵抗は、使用電圧に対する漏えい電流が最大供給電流の2000分の1を超えないようにしなければならない。」と規定している。
ここで漏えい電流をIg[A]、最大供給電流をIm[A]としてこれを式で表すと、次のようになる。
過去の出題を見ると、この最大供給電流の値はNo125の式から求め、その値をNo126の式に代入して解く形の問題が出されたことがある。
電技22条の「最大供給電流の2000分の1」は法規科目の論説問題でも出題されるため、覚えておく必要あり!
127. 金属製外箱の対地電圧
変圧器によって高圧電路に結合されている低圧電路に施設された金属製外箱を有する機器がある。低圧電路の使用電圧はE[V]で、変圧器の低圧側にはB種接地工事(接地抵抗値RB[Ω])が、また機器の金属製外箱にはD種接地工事(接地抵抗値RD[Ω])が施されている。
いま、機器において完全地絡事故が発生し、金属製外箱に電位の上昇がみられた。このときの金属製外箱の対地電圧VD[V]は次式で求められる。
過去の出題においては、この対地電圧の上限値を問題文中で与え、上の式を用いてD種接地抵抗値の上限値を求めさせる問題が出されたことがある。
過去分Formula
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