ジーンズの進化
ある体の大きな「きこり」が、激しい作業のために市販のパンツではすぐにポケットが
はがれてしまうという不満を持っていた。
このきこりから注文を受けた仕立屋が、たまたまテーブルの上に
馬具の毛布を固定するリベット(鋲)をポケットの両脇にハンマーで打ちつけた。
これが労働者に人気となり、前後全てのポケットに使われるようになった。
その後馬のサドルや椅子を傷つけるという理由で後ポケットのリベットの表面が
カバーされ、さらにリベットは縫込みのバータック(閂止め)に改良された。
金鉱堀の抗夫のために作られた丈夫なパンツを
150年後の現在も世界中で愛されるジーンズとして
決定的なものにしたリベットのアイデアが抗夫でなく
最初はきこりの注文で作られたズボンで初めて生かされたというのも皮肉である。

