これらの映画でマーロンが履いたリーバイスや、ジェームスのリーは、ジーンズのそれまでもっていたカーボーイや炭鉱夫のイメージを一蹴して、ワイルドな一面を一気に盛り上げたと史実は語ります。その映画のなかで、マーロンが着ていたのがショットの革ジャンで、でかいバイクとともに、一つの典型をつくりあげました。
そして2015年の今、そのショットのカタログを見てますと、じつはとても落ち着きがあって、枯れていて、いい感じなのです。そこには荒くれた感じはなく、その怒りやハングリーな感じが、すごく洗練された感じで昇華している。
一言でいいますと味があるのです。あのワイルドイメージも、それからの、西海岸のヒッピーブームや、ロンドンのモッズや、あるいはデザイナージーンズなどの、幾世代をへだてまして、いまやいぶし銀の輝きをはなちはじめた。そんなカタログをペラペラしているでだけ、大変幸せな気持ちにひたっております。もちろん大分酒も飲みましたが。
