病んだらおいで | 松本電電丸の劇場

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今日は劇団YAX直線主宰の原ゆうや氏が客演されるソラトビヨリst第10回公演『病んだらおいで』を観に、新宿シアターモリエールへ。

新宿ではよく服の買い物もしてたので、余った時間を潰しに洋服とタイピンを購入。服高いなーとは思うけど、たまにはオシャレにも気を使っておきたい。8月には同窓会もあるし(タイピン買った理由がそれ)。

それから会場近くのラーメン屋で腹ごしらえして会場へ。グッズ販売のブースをのぞいたが、んー、やはりDVDにお金かける余裕がない…原さんスンマセンm(_ _)m

ここで公演のあらすじを説明する。

菊池組組長を務める菊池正和は、部下である岡島伝吉の紹介で、かつての居酒屋を改装した内海精神クリニックに足を運ぶことになる。
その院長である内海年也は信頼の厚い人物だが、変わった治療をもって患者を治してるという。その変わった治療とは、誰かになりきることでストレスを吐き出す、演劇を用いたものだった!

そして彼の元に訪れる患者は一癖もふた癖もある難病者ばかりで…荒んだ社会で生き、ボロボロに精神をすり減らしてしまった人間達が織りなす、精神にとことん向き合ったヒューマンドラマ!


…というもの。かつてYAX直線でもうつ病に掛かった大学生を題材にした、精神医療ドラマの公演があったが、今回はうつ病以外の精神病も取り上げられており、幅広い表現が目立った。
専門用語も分かりやすく、その病がいかに恐ろしく、そしてそれを恐れる患者達の感情がフルに伝わる。ラストあたりのドンデン返しも抵抗なく受け入れられた。
見終わった後だが、自分はストレスを内側に溜め込みがちで精神を病んでた部分があったから、まるで自分のストレスを代弁してくれたような気分だった。スッキリした。


今の社会は叫ぶ場所が少ない。いや、叫ぶ機会はあるんだろうけど、なかなかスイッチを入れられない。「こうじゃない!」「こうしたい!」「こうしてほしい!」…そんな叫びは、歳食うごとに発しづらくなる。建て前を並べることに慣れすぎて、いったい何が自分の本音なのかも見えなくなることもある。
叫ぶことはストレスの発散になると、公演で紹介されていた。そしてそれは強さだと思う。もし弱ければ、叫ぶこともできず、淘汰され、機械のように生きるしかなくなる。すすり泣く前に声を上げるんだ。


公演終了後、出演者の田口さんと原さんに挨拶。田口さんは声優の緒方恵美さんみたいな高めボイスでミステリアスだったなーと、率直な感想を伝え、原さんには、長い間会ってなかった分ぎこちなさもあったのだが、ヒトリシバイナイトの声掛けもやった。迫力満点でしたぜ。


それからグッズ販売でTシャツゲエットwww








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