大人気コミック&アニメ『鋼の錬金術師』に出てくる、錬金術のキーワードなんだが、役者というのもこの言葉に行き着く存在ではなかろうか?とふと思ったので書いてみる。
役者というのは「自分以外のものになりきる」職である。それにあたって、何が必要不必要かというのを決めつけることはできない。例えばコンビニのバイトをしていた経験が、コンビニ店員役を演じる助けになったり、親戚の子ども遊んだ経験が、子供思いの父親を演じる助けになったりする。
役者を「一」とするなら、人間としての全ての経験は「全」に置き換えられる。
そして役者を目指すにあたって、「全」にあたる経験全ては「一」(役者)に集束される。
役はいろいろだ。医者だったり夜の職業、その気になれば宇宙人なんて人外の存在もある。
もちろん経験だけでなく、それらで培った「イメージ」も、役作りにおける重要な力だったりする。
「この人(役)はどんな目線で世界を見てるのか」
「この人はこの時、どんな考えが頭を回ってるのか」etc...
こうして相手として自分の役を映しだし、自分のものにするためには、イメージによって役を掘り下げていくことが大事。
何か話がズレた。
要するに何が言いたいかというと、役者にとって不必要な経験なんてないと主張したいんだ。
一は全、全は一
役者にあてはめるなら…
役者は定型なく変身し続ける存在だから、あらゆるジャンルを知り、吟味していかなければならない。
そして今生きて味わってきた経験全ては、役者のスキルとして集束される。
ということ。部屋に閉じこもってばかりじゃなくて、外の世界にもっともっと興味を持っていこうじゃないか。
そして俺も!そんなわけで宣伝!!!
「ヒトリシバイナイトvol.57」
企画:Three Tree
制作:R-plan
日時:2012年3月5日(月)6日(火)
19:00開演
※開場は開演の30分前になります。
場所:渋谷TAKE OFF 7
(渋谷駅ハチ公口から徒歩5分、ブックオフ隣)
住所:東京都渋谷区宇田川町32-12 アソルティ渋谷B1F
チケット:前売2000円、当日2500円
(いずれもドリンク代込)
ヒトリであるなら何でもアリ!様々な一人芝居役者達が集うオムニバスイベント!
ヒトリだからこそ創り出せる非日常の空間をご堪能あれ!
松本電電丸は6日(火)出演予定です。
チケット予約はメッセージにて承ります。