2日目です。
☆白鵬(横綱・1勝)-佐田の海(前頭2枚目・1敗)
初顔合わせ。
佐田の海は左をおっつけ前に出る。白鵬後退するが、土俵際で左上手を引いて上手投げ。佐田の海の挑戦を退けた。
敗れはしたが、佐田の海も見せ場は作った。
☆日馬富士(横綱・1勝)-栃煌山(前頭筆頭・1勝)
1回目は立合い不成立。
2回目は日馬富士が当たってから右、左と突き放し青房下に押し出した。栃煌山は持ち味できず土俵を割った。これも「待った」はかからなかったが、問題なしとは言い難い立合い。
☆稀勢の里(大関・1敗)-妙義龍(小結・1敗)
1回目は立合い不成立。
2回目、稀勢の里はスッと立って胸を出す立合いになりほとんど踏み込まず、いい角度で当たった妙義龍の出足を止める術がなく向正面に寄り出された。日本相撲協会は寄り出しを採っていないので、寄り切りと発表された。
稀勢の里は「待った」と思ったのかもしれない。そうであったとしても、昨日に続いて元気のない相撲で気になる。
☆琴奨菊(大関・1勝)-玉鷲(小結・1敗)
琴奨菊左を差してガブった。玉鷲の突き落としと小手投げを喰らうことなく寄り切り。玉鷲は立ち遅れてしまい、得意の突き押しも繰り出せなかった。
☆豪栄道(大関・1勝)-髙安(前頭3枚目・1敗)
髙安が右で張って左を差しにいくと、豪栄道右から絞り髙安の横について黒房下土俵内に押し倒した。
☆旭天鵬(前頭11枚目・1敗)-琴勇樹(前頭12枚目・1敗)
「ホウ!」。今日もBODYMAKERコロシアムに琴勇樹の雄叫びがこだました。館内から喝采が浴びせられた。
取組は当たってから旭天鵬が引いてしまい琴勇樹が一気に西に押し出した。
大関戦以上は立合いが気になる取組がいくつか見られた。これは早く立った力士だけの問題ではなく、立ち遅れた力士も一緒になって合わせなけばいけない。立合いは駆け引きに使うものではなく、合わせるものである。
今日の結果です。
[十両]
●希善龍(上手出し投げ)東龍○
●明瀬山(押し出し)石浦○
○天風(突き出し)琴恵光●
●双大竜(突き出し)阿炎○
○里山(下手投げ)土佐豊●
○翔天狼(寄り切り)舛ノ山●、
北はり磨(押し出し)阿武咲●
●千代皇(寄り切り)天鎧鵬○
○貴ノ岩(下手出し投げ)英乃海●
○朝赤龍(はたき込み)大栄翔●
○若の里(押し倒し)大道●
○玉飛鳥(寄り切り)青狼●
○富士東(押し出し)輝●
●千代大龍(引き落とし)旭日松○
[幕内]
●鏡桜(はたき込み)阿夢露○
○千代丸(突き落とし)豊響●
○荒鷲(寄り切り)臥牙丸●
●蒼国来(寄り切り)佐田の富士○
○勢(押し出し)大砂嵐●
●旭天鵬(押し出し)琴勇輝○
○千代鳳(押し出し)旭秀鵬●
○北太樹(寄り倒し)嘉風●
○常幸龍(突き落とし)松鳳山●
○徳勝龍(寄り切り)時天空●
●魁聖(押し出し)誉富士○
○安美錦(押し出し)豊ノ島●
○遠藤(押し出し)豪風●
●逸ノ城(寄り切り)栃ノ心○
●碧山(押し出し)照ノ富士○
●隠岐の海(突き落とし)宝富士○
○妙義龍(寄り切り)稀勢の里●
○豪栄道(押し倒し)高安●
●玉鷲(寄り切り)琴奨菊○
●佐田の海(上手投げ)白鵬○
○日馬富士(押し出し)栃煌山●
古矢の相撲に関するページ
3月場所が始まりました。初日です。
横綱・鶴竜が左肩の怪我で休場です。初日対戦相手だった逸ノ城が不戦勝となりました。
☆白鵬(横綱)-妙義龍(小結)
白鵬低く当たって、妙義龍すぐに引いて叩くと、妙義龍の体が大きく泳ぎ、白鵬は回転して倒れ込みながらも妙義龍を押し倒した。
☆日馬富士(横綱)-玉鷲(小結)
日馬富士頭で当たってから引いてしまうが、右の前みつを取ると赤房下へ一気に走った。日馬富士の勝ち。
☆稀勢の里(大関)-栃煌山(前頭筆頭)
当たり勝った栃煌山が前に出て、稀勢の里は組み止めることができず、向正面土俵下に押し倒された。持ち味を発揮できず、稀勢の里ファンにとっては先が思いやれる1敗となった。
☆琴奨菊(大関)-佐田の富士(前頭2枚目)
琴奨菊左の前廻し狙いのようだったが、掴めずとも踏み込んでいて左を差して厳しい攻めで寄り切った。
☆豪栄道(大関)-宝富士(前頭2枚目)
1回目は立合い合わず。2回目で立ち、勝負のカギを握る差し手争い、宝富士が左を覗かせれば、豪栄道は手繰ってこれをほどいて、右を差した豪栄道が正面に寄り切った。
左を差されても今日のように豪栄道は落ち着いて対処すればいいと思う。
☆千代鳳(前頭12枚目)-琴勇輝(前頭12枚目)
場所前、白鵬から立合い前の雄叫びについて禁止令を受けた両者の対戦。千代鳳は自粛することを表明。一方の琴勇輝はやる、やらないを明らかにしていない。
注目の立合い前。既に琴勇輝は何かを決意したような力強い目をしている。「ホウ!」。BODYMAKERコロシアムに響いたのは琴勇輝の雄叫びだ。大きな歓声があがる。
取組は琴勇輝踏み込んだが、千代鳳がいなして西に出て土俵下に寄り倒した。
[十両]
○石浦(寄り切り)希善龍●
●琴恵光(寄り切り)明瀬山○
●天風(はたき込み)双大竜○
○土佐豊(上手出し投げ)阿炎●
●舛ノ山(下手投げ)里山○
○阿武咲(送り出し)翔天狼●
●天鎧鵬(押し出し)北はり磨○
○英乃海(寄り切り)千代皇●
○大栄翔(はたき込み)貴ノ岩●
○大道(小手投げ)朝赤龍●
○青狼(上手投げ)若の里●
○富士東(寄り倒し)玉飛鳥●
○輝(押し出し)旭日松●
○鏡桜(寄り切り)千代大龍●
[幕内]
○阿夢露(寄り切り)千代丸●
○豊響(はたき込み)臥牙丸●
○佐田の富士(押し出し)荒鷲●
●勢(寄り切り)蒼国来○
○千代鳳(押し出し)琴勇輝●
○大砂嵐(突き落とし)旭天鵬●
●旭秀鵬(押し倒し)北太樹○
●嘉風(寄り切り)常幸龍○
●松鳳山(寄り切り)時天空○
○誉富士(寄り切り)徳勝龍●
○安美錦(下手投げ)魁聖●
○豊ノ島(押し出し)遠藤●
●豪風(すくい投げ)栃ノ心○
○碧山(突き落とし)隠岐の海●
○照ノ富士(突き落とし)高安●
●宝富士(寄り切り)豪栄道○
●佐田の海(寄り切り)琴奨菊○
●稀勢の里(押し出し)栃煌山○
■鶴竜(不戦勝)逸ノ城□
●玉鷲(寄り切り)日馬富士○
○白鵬(押し倒し)妙義龍●
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横綱・鶴竜が左肩の怪我で休場です。初日対戦相手だった逸ノ城が不戦勝となりました。
☆白鵬(横綱)-妙義龍(小結)
白鵬低く当たって、妙義龍すぐに引いて叩くと、妙義龍の体が大きく泳ぎ、白鵬は回転して倒れ込みながらも妙義龍を押し倒した。
☆日馬富士(横綱)-玉鷲(小結)
日馬富士頭で当たってから引いてしまうが、右の前みつを取ると赤房下へ一気に走った。日馬富士の勝ち。
☆稀勢の里(大関)-栃煌山(前頭筆頭)
当たり勝った栃煌山が前に出て、稀勢の里は組み止めることができず、向正面土俵下に押し倒された。持ち味を発揮できず、稀勢の里ファンにとっては先が思いやれる1敗となった。
☆琴奨菊(大関)-佐田の富士(前頭2枚目)
琴奨菊左の前廻し狙いのようだったが、掴めずとも踏み込んでいて左を差して厳しい攻めで寄り切った。
☆豪栄道(大関)-宝富士(前頭2枚目)
1回目は立合い合わず。2回目で立ち、勝負のカギを握る差し手争い、宝富士が左を覗かせれば、豪栄道は手繰ってこれをほどいて、右を差した豪栄道が正面に寄り切った。
左を差されても今日のように豪栄道は落ち着いて対処すればいいと思う。
☆千代鳳(前頭12枚目)-琴勇輝(前頭12枚目)
場所前、白鵬から立合い前の雄叫びについて禁止令を受けた両者の対戦。千代鳳は自粛することを表明。一方の琴勇輝はやる、やらないを明らかにしていない。
注目の立合い前。既に琴勇輝は何かを決意したような力強い目をしている。「ホウ!」。BODYMAKERコロシアムに響いたのは琴勇輝の雄叫びだ。大きな歓声があがる。
取組は琴勇輝踏み込んだが、千代鳳がいなして西に出て土俵下に寄り倒した。
[十両]
○石浦(寄り切り)希善龍●
●琴恵光(寄り切り)明瀬山○
●天風(はたき込み)双大竜○
○土佐豊(上手出し投げ)阿炎●
●舛ノ山(下手投げ)里山○
○阿武咲(送り出し)翔天狼●
●天鎧鵬(押し出し)北はり磨○
○英乃海(寄り切り)千代皇●
○大栄翔(はたき込み)貴ノ岩●
○大道(小手投げ)朝赤龍●
○青狼(上手投げ)若の里●
○富士東(寄り倒し)玉飛鳥●
○輝(押し出し)旭日松●
○鏡桜(寄り切り)千代大龍●
[幕内]
○阿夢露(寄り切り)千代丸●
○豊響(はたき込み)臥牙丸●
○佐田の富士(押し出し)荒鷲●
●勢(寄り切り)蒼国来○
○千代鳳(押し出し)琴勇輝●
○大砂嵐(突き落とし)旭天鵬●
●旭秀鵬(押し倒し)北太樹○
●嘉風(寄り切り)常幸龍○
●松鳳山(寄り切り)時天空○
○誉富士(寄り切り)徳勝龍●
○安美錦(下手投げ)魁聖●
○豊ノ島(押し出し)遠藤●
●豪風(すくい投げ)栃ノ心○
○碧山(突き落とし)隠岐の海●
○照ノ富士(突き落とし)高安●
●宝富士(寄り切り)豪栄道○
●佐田の海(寄り切り)琴奨菊○
●稀勢の里(押し出し)栃煌山○
■鶴竜(不戦勝)逸ノ城□
●玉鷲(寄り切り)日馬富士○
○白鵬(押し倒し)妙義龍●
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白鵬がついに大鵬を超える33回目の幕内最高優勝を達成した。優勝回数は1958年からと大相撲の歴史から見れば、短い期間のみ比較可能な数字であるが、最多回数となった。
1月場所はなんと言っても2日目。10年代で最高の1日だったと思う。蔵前時代が戻ってきたかのような熱戦の数々。この日はインタビュー担当が女性アナウンサーだったのが良かったのか、どうか知らないが素晴らしい内容。9日目も良い部類に入るのだが、2日目の前には霞む。
全体的には普通くらいという印象だが、幕内優勝が13日目に決定したことを考慮すれば、取組がうまくカヴァーしたと見ることもできそう。取組を重視するファンには満足度が高かったはずだ。一方で優勝争いに重きを置いているファンにとっては少し物足りなさを感じたかも。
個別に挙げていくと白鵬は全勝。今、第2の全盛期を迎えているのではなかろうか。2008年後半から09年のような踏み込みはないかもしれない。代わりに即座に反応して対応する力が磨かれている。いわばモデルチェンジしたのだ。野球でも若いころは速球派として活躍していた投手が晩年に技巧派に転向し勝ちを積み重ねる、あれに近い。50回はどうか分からないが、40回くらい優勝してくれそうだ。
鶴竜は2日目に土がつき、6日目に2敗目を喫し優勝争いに絡めなかった。体重は154㌔と決して軽くないが、突かれると守勢に回りやすい。引き技もあって、それで星を拾うが、ほぼ間違いない反時計回りに回り込む。右下手を引ければ、守りはしっかりしてくれるのだが、それが叶わないとハラハラする。3月場所は鶴竜にとって相性の良い場所で、横綱としての初優勝を狙っていきたい。
日馬富士は6日目の常幸龍戦が非常に勿体なかった。序盤の内容は白鵬を上回っていただけに、惜しまれる。11番勝って西正横綱の座を鶴竜から奪回に成功。白鵬が賜杯を逃すパターンとして筆者が真っ先に思い浮かぶは日馬富士が万全で勝ち続けるという展開である。そんな日馬富士もこれで7場所連続でV逸である。
大関に目を移すと東正大関の稀勢の里。ここ2場所左四つになったときの強みに陰りを感じるのが非常に気になる。攻め急ぎがなくなり、突き押しの安定感は増している。苦手の碧山を退けたことは好材料。来場所も対戦が予想される。
琴奨菊は4日目を終えて2勝2敗と苦しい土俵になりそうだったが、5日目からの5連勝。11日目に横綱・鶴竜を破りカド番脱出を決めた。状態が良ければ、まだまだやれるところを示してくれた。
豪栄道は12日目を終えて5勝7敗と崖っぷちに追い込まれたが、そこから3連勝で千秋楽にカド番脱出。3月場所は豪栄道にとって地元である大阪開催。地元では今までのような大関としてふがいない相撲を見せるわけにはいかない。
11月場所は碧山、逸ノ城の両新関脇が勝ち越したが、今場所は碧山が5勝、逸ノ城が6勝に終わった。碧山は11日目に日馬富士を破り、存在感を見せた。11月に比べて内容が悪くなっているようにも感じられず、もう少し勝てていてもよかった。逸ノ城は入門以来初の負け越し。「右差し百万石」は言い過ぎかもしれないが、相手だって右を差されまいとしてくる。水入りとなった照ノ富士戦が注目されたが、千秋楽の豊ノ島戦こそ逸ノ城にとってはいい勉強になったのではなかろうか。
小結・髙安は悪くなかった…というよりは良かった。6勝しかできなかったのが不思議なほ。三役でも勝ち越せるくらいの力はついてきている。1場所で三役に戻ってきてほしい。栃煌山は髙安を上回る7勝。差し身の上手さに定評あり、立合いから押し込む力もすごいのだが、昔から左膝の送りに難がある力士。今場所は弱点が目立ってしまった。
平幕力士でも奮闘した力士は多い。10名くらい記したいが、今回は照ノ富士、遠藤、安美錦の3名に絞る。照ノ富士は力強い。8勝7敗と勝ち越し。逸ノ城と同様に小結を飛び越えて新関脇もほぼ確実な情勢。3月場所ではもっと勝つのではないか。見るからに腰が重そうである。中に入っても極めがある。遠藤は当たりが強くなり、当たってから押し込まれる機会が少なくなった。3月は上位と対戦する機会は減りそうで、三役昇進へチャンスである。安美錦は逸ノ城と遠藤という注目の若手力士を破った。上位には勝てないまでもさすが安美錦と思わせる相撲を見せてくれた。何かやってくれると思わせる力士である。例えば、安美錦は対白鵬戦4勝35敗(2015年1月場所終了時点)と勝率は高くないが、「安美錦ならひょっとして」と思わせてくれる。
勝負判定はどうだっただろうか。幕内では明確な誤審と呼べる取組は見当たらず、念のため物言いをつけたくなるような取組もよく我慢して物言いをつけずスムースに進行させた。こう書いてしまうとサラッとしているが、大切なことであり勝負審判の方々には拍手を送りたい。巷で話題になった13日目の白鵬-稀勢の里戦も、取り直しは妥当な判断だった。
全勝の白鵬と次点の日馬富士、稀勢の里、徳勝龍は11勝。星4つの差がついてしまったね。優勝決定も13日目だったし、白鵬以外の力士、特に日馬富士、鶴竜の2横綱の奮起が求められる。
3月場所は白鵬が6連覇を狙う。それを阻止する力士は現れるか、楽しみである。
1月場所はなんと言っても2日目。10年代で最高の1日だったと思う。蔵前時代が戻ってきたかのような熱戦の数々。この日はインタビュー担当が女性アナウンサーだったのが良かったのか、どうか知らないが素晴らしい内容。9日目も良い部類に入るのだが、2日目の前には霞む。
全体的には普通くらいという印象だが、幕内優勝が13日目に決定したことを考慮すれば、取組がうまくカヴァーしたと見ることもできそう。取組を重視するファンには満足度が高かったはずだ。一方で優勝争いに重きを置いているファンにとっては少し物足りなさを感じたかも。
個別に挙げていくと白鵬は全勝。今、第2の全盛期を迎えているのではなかろうか。2008年後半から09年のような踏み込みはないかもしれない。代わりに即座に反応して対応する力が磨かれている。いわばモデルチェンジしたのだ。野球でも若いころは速球派として活躍していた投手が晩年に技巧派に転向し勝ちを積み重ねる、あれに近い。50回はどうか分からないが、40回くらい優勝してくれそうだ。
鶴竜は2日目に土がつき、6日目に2敗目を喫し優勝争いに絡めなかった。体重は154㌔と決して軽くないが、突かれると守勢に回りやすい。引き技もあって、それで星を拾うが、ほぼ間違いない反時計回りに回り込む。右下手を引ければ、守りはしっかりしてくれるのだが、それが叶わないとハラハラする。3月場所は鶴竜にとって相性の良い場所で、横綱としての初優勝を狙っていきたい。
日馬富士は6日目の常幸龍戦が非常に勿体なかった。序盤の内容は白鵬を上回っていただけに、惜しまれる。11番勝って西正横綱の座を鶴竜から奪回に成功。白鵬が賜杯を逃すパターンとして筆者が真っ先に思い浮かぶは日馬富士が万全で勝ち続けるという展開である。そんな日馬富士もこれで7場所連続でV逸である。
大関に目を移すと東正大関の稀勢の里。ここ2場所左四つになったときの強みに陰りを感じるのが非常に気になる。攻め急ぎがなくなり、突き押しの安定感は増している。苦手の碧山を退けたことは好材料。来場所も対戦が予想される。
琴奨菊は4日目を終えて2勝2敗と苦しい土俵になりそうだったが、5日目からの5連勝。11日目に横綱・鶴竜を破りカド番脱出を決めた。状態が良ければ、まだまだやれるところを示してくれた。
豪栄道は12日目を終えて5勝7敗と崖っぷちに追い込まれたが、そこから3連勝で千秋楽にカド番脱出。3月場所は豪栄道にとって地元である大阪開催。地元では今までのような大関としてふがいない相撲を見せるわけにはいかない。
11月場所は碧山、逸ノ城の両新関脇が勝ち越したが、今場所は碧山が5勝、逸ノ城が6勝に終わった。碧山は11日目に日馬富士を破り、存在感を見せた。11月に比べて内容が悪くなっているようにも感じられず、もう少し勝てていてもよかった。逸ノ城は入門以来初の負け越し。「右差し百万石」は言い過ぎかもしれないが、相手だって右を差されまいとしてくる。水入りとなった照ノ富士戦が注目されたが、千秋楽の豊ノ島戦こそ逸ノ城にとってはいい勉強になったのではなかろうか。
小結・髙安は悪くなかった…というよりは良かった。6勝しかできなかったのが不思議なほ。三役でも勝ち越せるくらいの力はついてきている。1場所で三役に戻ってきてほしい。栃煌山は髙安を上回る7勝。差し身の上手さに定評あり、立合いから押し込む力もすごいのだが、昔から左膝の送りに難がある力士。今場所は弱点が目立ってしまった。
平幕力士でも奮闘した力士は多い。10名くらい記したいが、今回は照ノ富士、遠藤、安美錦の3名に絞る。照ノ富士は力強い。8勝7敗と勝ち越し。逸ノ城と同様に小結を飛び越えて新関脇もほぼ確実な情勢。3月場所ではもっと勝つのではないか。見るからに腰が重そうである。中に入っても極めがある。遠藤は当たりが強くなり、当たってから押し込まれる機会が少なくなった。3月は上位と対戦する機会は減りそうで、三役昇進へチャンスである。安美錦は逸ノ城と遠藤という注目の若手力士を破った。上位には勝てないまでもさすが安美錦と思わせる相撲を見せてくれた。何かやってくれると思わせる力士である。例えば、安美錦は対白鵬戦4勝35敗(2015年1月場所終了時点)と勝率は高くないが、「安美錦ならひょっとして」と思わせてくれる。
勝負判定はどうだっただろうか。幕内では明確な誤審と呼べる取組は見当たらず、念のため物言いをつけたくなるような取組もよく我慢して物言いをつけずスムースに進行させた。こう書いてしまうとサラッとしているが、大切なことであり勝負審判の方々には拍手を送りたい。巷で話題になった13日目の白鵬-稀勢の里戦も、取り直しは妥当な判断だった。
全勝の白鵬と次点の日馬富士、稀勢の里、徳勝龍は11勝。星4つの差がついてしまったね。優勝決定も13日目だったし、白鵬以外の力士、特に日馬富士、鶴竜の2横綱の奮起が求められる。
3月場所は白鵬が6連覇を狙う。それを阻止する力士は現れるか、楽しみである。