傳設計では年に1度、秋にみんな揃って研修旅行に出かけます。
今年は長崎県の軍艦島に行ってきました。
軍艦島というのはその姿が戦艦「土佐」に似ていることからつけられた愛称で、本当の名前は端島というのだそうです。
南北約480m、東西約160m、面積は約6.3ha、周囲約1.2kmという小さな島で、面積でいうと、福岡市のソフトリサーチパークと同じくらいの大きさです。
19世紀初頭に海底炭鉱が発見されたことで採掘施設とそこで働く人々の生活の場が作られ、最盛期には5200人もの人々が住んでいました。(人口密度は東京都の約9倍
)
やがて、エネルギーの主力が石炭から石油へと移り変わるに伴って鉱山が閉鎖され、現在は無人島になっていますが、大正5年に日本初の鉄筋コンクリート造高層集合住宅が建てられるなど、日本近代建築史上特筆に値する重要な文化的遺構であり、建築に携わる方にとっては一度は訪れたい場所なのだとか。
先日、とある団体が主催した軍艦島見学ツアーの参加者を社内で募ったところ、枠をはるかに超える申し込みがあったため、じゃあいっそ今年の研修旅行はみんなで軍艦島ツアーにしよう
ということになったのです。
そんなわけで朝早く集合して、総勢45名でバスに乗り込み、一路長崎へ向かいました
約3時間でバスは長崎市内の港に到着しました。
(朝6:45集合・7:00出発だったので、バスの中では殆どの人がぐっすり…
だったようです。実は私もでした…)
ターミナルでガイドの方に説明して頂き、軍艦島の歴史を学んでから船に乗り込みました。
↑長崎の街がどんどん遠ざかっていきます
あいにくのお天気でしたが、潮風が気持ち良かったです。
船に揺られること40分あまり、いよいよ軍艦島が見えてきました!
遠目にも本当に軍艦のような風貌で、周りの他の島とはひと味違った存在感を醸し出していました。
船長さんが島の周りを一周して、よく見えるところに近づいてくださったのでみんなデッキに集まって、思い思いに写真撮影を楽しみました

近づいてみると、こんな感じでした。↓
そしていよいよ上陸です。
↑ついたついた~
炭鉱の施設だけでなく、アパートや娯楽施設だった建物も残っており、海の上や写真ではわからなかった意匠等も見ることができました。
案内してくださったガイドさんは、何と炭鉱が閉鎖になるまで軍艦島に住んで働いておられたとのこと
「当時、私はこの建物の4階に住んでいましてね……」
といったお話を聞くと、まだたくさんの人でにぎわっていた頃の島の姿が何となく浮かんでくるようで、正直、ここに来るまでは「軍艦島=廃墟」という印象しか持っていなかったのですが(そしてちょっと怖くてドキドキしていたのですが)、イメージが大きく変わりました。
軍艦島には映画館があり、海底炭鉱で過酷な労働をする人たちのために、どんな時も(それこそ台風で海が荒れた時でも)船が出て、新作のフィルムが封切のタイミングで届けられていた、というお話が印象的でした。
それから長崎港に戻って、ミニ卓袱料理のお昼ごはんを頂きました。
伝統の作法にのっとって、女将さんの「御鰭(おひれ)をどうぞ」のあいさつで、楽しい食事が始まりました。
和・中華・阿蘭陀の要素を取り入れて、目にも鮮やかな料理の数々…だったんですが、ワイワイおしゃべりをしながら食べていたら、夢中なってすっかり写真を撮るのを忘れてしまいました!ゴメンナサイ……
でも、どのお料理もとってもおいしかったです
おなかもいっぱいになったところで、おみやげにたくさんカステラを買って、一路福岡へ戻りました。(今回は日帰りなのです。)
小雨のぱらつくあいにくのお天気でしたが、軍艦島を見学できただけでなく、行く先々で温かいおもてなしを頂き、また、社員同士お互いに仕事中にはなかなかできない話をしたりして交流を深めることができました。
軍艦島も長崎も、ぜひまたゆっくりと訪れたいものです。
(ジントク)
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