前回は、著者の水が水泳の世界で使われ、


アテネオリンピックまで選手たちへ供給されたという記録を紹介しました。


でも、著書を読み進めると、


話は水泳だけでは終わりません。


ハンマー投げの室伏広治選手。


柔道の井上康生選手。


そして北京では、フェンシングへ。 


さらに大学の陸上選手を対象とした資料には、


「自己ベストの更新は79%」


という記録も残されています。


今回は、


水泳の外へ広がっていったスポーツと水の記録を追います。


■ 室伏広治選手、井上康生選手へ


著書では、


水泳選手への供給に続いて、


ハンマー投げの室伏広治選手や、


柔道の井上康生選手にも

水が使われるようになったと記されています。



さらに北京では、


フェンシングでも
著者の水が使用されたとされています。


著者は、


「非常にいい結果を出した」


と振り返っています。



ただし、


この部分については詳しい競技記録や

比較データまでは掲載されていません。


そのため今回は、


これらの競技でも使用されたと
著書に記されていること。


そして著者自身が、


良い結果だったと評価していること。


この2つを、


そのまま紹介していきます。


■ 大学陸上部で残された「79%」


さらに著書には、


大学の陸上選手を対象としたデータについても
記されています。


そこで出てくるのが、


「自己ベストの更新は79%」


という数字です。  


79%。


かなり目を引く数字です。


著者はさらに、


「細かくデータが出ています」


とも述べています。


ただ、


ここで注意したいのは、


この数字だけで

「水を使ったから自己ベストが更新された」


とまでは言えないことです。


今回確認できるのは、


大学の陸上選手を対象とした資料の中に、


「自己ベストの更新は79%」


という記録が残されていること。


まずは、


そこをそのまま見ていきたいと思います。


■ 実業団にも記録は広がっていた


著書ではさらに、


大学陸上部だけではなく、


ダイハツ自動車の陸上部など、


実業団についての記録

にも触れられています。


そこでは、


「汗がよく出る」


といった体験談をはじめ、


さまざまな記録が
細かく残されていると著者は述べています。 


ここまで読んでいくと、


最初は水泳選手を中心に出てきた話が、


ハンマー投げ、


柔道、


フェンシング、


大学陸上部、


そして実業団へと、


少しずつ広がっていったことが分かります。


水泳だけの話だったものが、


競技の枠を越えていった。


著書には、


そんな流れが残されています。


そしてここから、


著者の関心はスポーツだけではなく、


さらに人間の身体そのものへと
向かっていきます。


次に出てくる問いは、


「人はなぜ病気になるのか」


というものです。


次回は、


この問いから始まった
著者の次の研究を追っていきます。



次回|第13回

「人はなぜ病気になるのか」から研究は始まった