支店時代の元彼が会社を辞める。メシウマ。

で済むけど折角最後なので(?)文章をしたためてみた。付き合って別れる全て良い思い出、ムカつく別れ、周囲へのあり得ない言動等をトータルで見て彼はプラマイ・ドマイナスな人間だけど、プライベートな嵐は誰かのバイオリズム乗っかって思い過ごして、この文章は「彼が会社を辞めること」について。長文化したので暇つぶしにでも。


前提、我々は法人営業だった。

成果を数字で比べられ、あいつは出来る/出来ないが浮き彫りになって査定される、ザ・邦メガ銀!新卒総合職!はしんどいかもしれんけど、選んで大企業に入ったならやりたいことがやれる立場を手に入れるために評価されるしかない。その前提が嫌なら別に降りて良いし、降りてやりたいことあるならそもそも入社する必要ない。


私には、彼はずっとその前提と向き合う勇気がないように見えてた。職務で結果を出す自信と実力がなく、でも出来ないことが周囲にバレることは怖く、出来ない理由だけ武装する。自分の担当先が悪いとか、誰々の担当先は優良で羨ましいとか。

いくらガワの文句言ったって、自分が結果を出せないっていう中身は変わんない。本質と向き合う事から逃げて他責しながら、組織を罵ったり同僚を笑ったりするのは、炭治郎も「逃げるな卑怯者!」って言うと思う。

プライド捨てて、低い打率でも頑張って打席に立ってみれば良かったのに。それで失敗しても、泣きながら稟議書いても、誰も笑わないのに。得るものはあった筈なのに。


支店は大変だけど、でも別の部署で咲かせてくれ、俺はもっと志が高いんだ!って言ったって株式会社なんだから収益を上げねばならず、それに資する人間を出世させる必要があるので、何もない若手のキャリア希望を聞いてあげるほど組織は寛容じゃない。だから、支店は嫌だ・地方は嫌だなんて浅い本音で本部部署の公募出落ちるのは当然な訳で。未来の綺麗なキャリアだけ求めて、足下の仕事の延長線上にそれがある事を分かってない感じ。


デビル時代の安西先生も、お前のためにチームがあるんじゃねぇ、チームのためにお前がいるんだって言ってたじゃん。自己犠牲って事じゃなく、"役割期待"ってものがあると思う。役割期待果たせなくてもクビにこそならんけど、果たせる人間の希望が叶うと思う。それも無く希望だけ言って、叶わず地方異動の話が来たから辞めます、は流石にお坊ちゃんすぎるってばよ。一貫して逃げだと思ってる。

まぁ地方は普通に嫌か何で銀行入ったんだろ。最初は格好いいキャリアへの期待があったんかな。それが望めなさそうになって辞めるんかな。その方が良いな、彼の描く抽象的な綺麗な未来はここには無いし。それは会社のせいじゃなくて、叶えるための目の前の課題から逃げてきた自分のせいだけども。

「やり残した事はない」も何も、何もしてないからなあ。残す事ないでしょうよ。全力を尽くしたってより、もう今の場所は捨てるから関係ない、が正しい意訳だろうな。


しんどくて辞める事自体はあるあるだしね。私も気付いたら辞めてるかもしれないし、別に悪くない。

ただ曲がりなりにも真剣に(偶にサボりつつ仕事やって、悔しい、こうなりたい、でベソかいた人間に対して「仕事の愚痴は暗くてよくない」とエセポジティブでナマ言った彼が、成果も無く撤退していくのは、やっぱりメシウマだよ。


願わくば彼が金輪際誰に対しても、そんな生意気な口をきくことがありませんように。誰の真摯な姿勢にも水を刺すことがありせんように。

こんな純度高い嫌悪を向けられる存在は寧ろ貴重かも。私が異動してからも何だかんだ支店時代の人間の繋がりがあったけど、彼が辞めていよいよ今後動向が知れなくなって悪口も吐けなくなる点では、少し寂しいかもしれないな。

彼は辞めてからも幸せにやるだろう。何するか知らんけど、他責と正当化を継続しながら、フワフワした何かで食っていけるでしょう。

元気ではやってほしい。付き合ってた頃楽しかったのは本当な筈だから。


ただ仕事と、それを含む人生への向き合い方への嫌悪感。小物感。

本当にもう二度と会う事もないだろう。この嫌悪感も変わる事はない。

あばよ!