昨日はお休みだったので、両親と母方の祖母を訪ねました。
ばあちゃん、96歳!!
ばあちゃんいくつ~~?
と尋ねると、
「私も歳をとりました。56歳です。」
と、イマイチ、ギャグでサバ読んでるのか、
本気でそう思ってるのかギリギリの返し!
前回遊びに行ったときは、私は亡くなったことになってましたし(笑)。
昨日も私の名前は出てこなかったんですが・・
ふとばあちゃんが楽しそうに
「あなたが踊りに来てくれたことは覚えとります。」
2年ほど前、フラ仲間の友達とばあちゃんちに踊りに行ったことがあって、
そのときはまだばあちゃんもボケてなくて、
すごく喜んでくれました。
今、私の名前や孫だということはわからなくても、たまにふと思い出す記憶のなかに私がいて、それが楽しい記憶というのはうれしいものです。
あと、私を見ると思い出すのが去年亡くなった父方の祖母のことで、
これも4年ほど前、父方の祖母をつれてばあちゃんに会いに行ったときのことを思い出すみたい。
ばあちゃん同士通じるものがあったのかな

昨日、私は先輩にお土産で頂いた鈎針で編んであるバッグを持って行ってたのですが、
おばあちゃん、ふと手にとって、
「この編みかたは・・・」
と。
ばあちゃんは編み物が得意で、小さいときはバッグやカーディガンなど、なんでも作ってもらってました。
私のバッグを見て、そのことを思い出したらしく、
なぜ編み物を始めたか、編み物ばっかりやってじいちゃんに怒られたことや、目が見えなくなってきて、イライラするからやめたことなど、
イロイロ話してくれました。
そして、
「また編み物がしたいな~」と。
歳を重ねておじいちゃんやおばあちゃんになると、いろんな欲求とか少なくなってくるのかな、とか思いがちだったけど、そんなことはなく、
体が思うように言うこときかなくなってきたり、勝手に年寄りはこんなもんと年寄り扱いされたりで、
あきらめてる部分とかもあるんだろうな。
今、私はありがたいことに体も元気に動くので、
ホイホイいろんなとこに遊びに行ったり、楽しみをどんどん作れて、よっぽどのことでないかぎり、
楽しい思い出としては残らないものだけれど、
おばあちゃんたちにとったら
外出も気軽に出来ないから、
たまのなんじゃない訪問が、
すごく楽しいこととなるのかな。
これからもおばあちゃんが楽しいと感じる瞬間がたくさん訪れますように。
例え、誰が遊びに来たとか次の日には忘れてしまったとしても、
なんか楽しかったな~という感情がたくさん残りますように。
また、会いに行こうと思います。