介護保険と認知症 | 認知症介護は思いやり

認知症介護は思いやり

認知症は社会問題です。介護の担い手のお嫁さんが働かねばならないなどのご自宅の事情から、在宅ケアもままならからです。しかも認知症の症状は複雑です。レビー小体型認知症の母の10年以上に及ぶ介護経験から介護保険利用の仕方、介護、症状をやわらげるやり方を教えます。

認知症介護 介護保険

介護保険とは、自立して生活することが困難になられた高齢者を社会全体で介護することを目的に2000年4月から実施された公的保険制度のこと。

高齢者になると、加齢などによっていろんな病気が発症します。特に認知症になられる方が増えています。高齢者で、認知症になられる方が増えているのが、今の日本です。

認知症になれば、ひとりで生活するのが難しくなります。今までは、家族、特に主婦の方が、認知症介護されておられました。認知症介護の負担は、そうとうなものです。介護保険の目的は、ホームヘルパーさん、デイサービスなどの手を借りることで 、認知症介護の負担を少しでも減らそうというのです。

介護保険事業者の方たちの日々の努力には、感謝の気持ちでいっぱいです。認知症介護が、楽になるには、事業者の方たちがいてこそだからです。

認知症介護は、介護保険の利用なしでは考えられません。認知症介護される方の自己犠牲によって成り立つことは、けっしていいことではないからです。人間らしく生きることは、介護される人にも必要なことだからです。

これから介護保険がもっと充実していき、介護される人、する人、介護事業者も全部人間らしく暮らせるようになってもらいたい。自己犠牲の上に成り立つものは、何もないと考えるからです。