Toffee/Candy/Paragon 劣性モルフ(Recessive Morph)

 

 

Toffee/Candy/Paragon

 

Toffee/Candy/Paragonはそれぞれ別Lineで遺伝が確立された為、

名前が違いますが同一Morphと認識されています。

 

2005年に最初のToffeeがAfricaからAmericaに輸出され

その後Canadaに売却されました。

 

そしてUKのBreederであるPaul Angelides 

ホモのToffeeを作出したのは2009年の事でした。

 

Toffee/Candy/Paragon

Albino複対立遺伝をする変わった遺伝形質を取ります。

 

その為、Albino×Toffeeの掛け合わせは全て

Toffinoとなります。

ToffinoとはDouble het Albino Toffeeの状態で

表現はAlbinoToffeeを足して2で割った様な表現になります。

 

2011年にGarret DeMeyer によって初めて実証され

複対立遺伝が証明されました。

今までに複対立遺伝という概念がBallpythonに無かったので

可能性が大きく業界的に広がった検証結果となりました。

 

 

↑Toffino

 

ToffeeToffinoは表現が凄く近い個体が多いので

判別が出来ずToffee/Toffino

表記されて販売されることがしばしばあります。

 

この原理と同様なことがCandyにも言えます。

その為、Candy×Albinoでは全ての個体が

Candinoになります。

CandinoとはDouble het Albino Candyの状態の事です。

 


 

↑Candino

 

CandinoAlbinoCandyの中間の様な表現になります。

上記のToffinoよりも色が濃い様に思うかもしれませんが

大きさによってBrown Outの進行具合も変わるので

一概にCandinoの方が色が濃いや

Toffinoの方が色が薄いという事は言えません。

個体差もあるのでぱっと見での判別は難しいと思います。

 

Adultになるにつれて黄色い部分は薄れていき

白い部分は紫色に近づいていきます。

 

Lavender Albinoと似ていると感じますが

Adultになった時の黄色い部分の色が

Toffee/Candyの方が濃い事が多いです。

 

ちなみにCandyのOriginatorはPeter Kahl とされています。

 

Single BabyのToffee/Candyは眼がチカチカするほど

蛍光色が強く正しく海外のお菓子の様な表現をしています。

 

Adultになるにつれて黄色い部分は薄れていき

白い部分は紫色に近づいていきます。

 

Toffee/Candyの特徴はやはりImpactのある色にあるので

Comboで相性が良いとされているのが

Pattern Morphになります。

 

 

↑Candy Pied

 

ど派手な見た目をしていますが

美味しそうと思ってしまいます。

 

黄色と白色のまだら模様はやはり可愛くなりますね。

Banana Pied. Albino Piedなどは

いつの時代も人気なイメージを持っています。

 

 

↑Leopard Candy

 

Leopardが入る事により色が濃く出ており

Patternが正しくヒョウ柄ですね。

尻尾付近のリデュース感が強くLeopardだけでここまで

柄と柄の間隔が空くのは珍しいです。

Patternだけ見ればODが入っていてもおかしくありません。

 

 

↑Super Cinnamon Toffino Paradox

 

マンゴーの様な見た目をしていかつParadoxが効いています。

見た事ない様な薄い黄色の体色に部分的に出ているParadoxが

唯一無二感を演出していますね。

顔つきが完全にSuper Cinnamonの顔をしており

Albino系統の色をすることで厳つさが増しているように感じます。

 

 

↑GHI Mojave Enchi Toffino

 

写真だと細かいPatternまで見れないのが残念ですが

しっかりと乱れた柄が確認できます。

所々にオレンジのブロッチが出ており、

特別感が演出されていますね。

 

Albino系はどうしてもComboになっても

そんなに変わらないというイメージを持たれていますが

Comboによって大きく変わります。

 

色の濃淡も出ますしPatternもしっかりと受け継ぎます。

まだまだ面白いAlbino系Comboは作出できると感じているので

日本からももっと世界に向けて出せていけたらと思います。

 

最近ではあまり見かけなくなった

Toffee/Candy/Paragonですが血統を守って

Breedしている方もいるので

100%Pure Toffee/Candyを欲しい方は

Albinoと混ぜてないBrrederの方から迎えるのをお勧めします。

 

Ballpythonを初めて飼う方などは見た目の

美しさからAlbino系のMorphを迎える事が多い様に感じます。

そこからどんどんBallpythonの魅力を知っていき

ペットとしての素晴らしさを一緒に広めていって欲しいと思います。

 

今回はこれで終わりにしたいと思います。

次はCaramel/Ultramelについてまとめていきます。

 

δ7Ballpython

 

画像引用

 

WOB