Russo 共優性モルフ(Codominant Morph)
Russo
Normalと表現がほとんど同じであるため
見分けることがとても難しいMorphであるRusso.
正直自分は見分ける自信はなく、
これといった特徴と言えばNormalより
少し黄色いことが挙げられます。
また、BEL Complexの一員であることから
眼の上が銀色になる為
そこから判断できる場合もあります。
Russoは1996年後半にAfricaから
黄色味の強い♀のBallpythonを購入した
Vin Russo が
「High Yellow Lemon」と名前を付けました。
そしてこの♀から生まれたBabyを育てて
掛け合わせたところ
真っ白な青眼のBallpythonが誕生し、
当時のBallpyhon業界を揺るがす事となります。
今となってはBlue Eyed Lucyを構成するMorphは
Mojave
Lesser
Butter
Mystic
Phantom
Special
Bamboo
Mocha
などの様々なMorphがある為
簡単にBlue Eyed Lucyを手に入れることが
可能ですがNormalに近い表現をした
個体から真っ白で青眼のBallpythonが
生まれるのはものすごく神秘的であり
Ballpythonの面白さが究極に表れている
良い例だと思っています。
黒い色素を作る事が出来ない訳ではないのに
真っ白になるところなんかも興味深いです。
また、RussoがComboになっている
BELは白が強くなるともいわれており、
その中でも一番白が強くなるのが
White Diamond aka Super Russo
と言われています。
White Diamondと名付けられるだけあって
やはり白が一番強いのでしょうか。
私はRusso ComboのBELは
持っていないので断言はできませんが
知識として持っておくと
BELを選ぶ時の参考になると思います。
物凄く個性のあるMorphではないRussoですが、
Piedになると大きな変化をもたらす場合があります。
というのも頭に柄が出ずに真っ白になりながら
体の一部に柄が出てくることがRusso Piedでは見られます。
↑Pinto Pied aka Russo Pied
Russo Piedは別名Pinto Piedや
頭の柄が上の画像の子の様に消失している子は
White Head Pinto Pied等と呼ばれます。
基本的にPiedの柄は体部分で変化が起こり、
頭の柄は残るのが普通です。
柄を消失させるSpiderとComboになった時でも
消える柄の部分は体部分であり
頭だけ柄が残る個体が多く
その様な個体をSpiedと呼んでいます。
↑Spied aka Spider Pied
稀に頭の柄が消失するPiedのComboは出てきますが
その様な個体は突然変異の部類に入ると思います。
Pinto Piedはかなりの確率で頭の柄が消失する為
遺伝的にそうなる表現が組み込まれているのだと考えています。
↑Pinto Pied aka Russo Pied
Pinto Piedは顔半分にだけ柄が残ったりと
唯一無二な表現が出る為
Piedとの相性がとても良い様に感じます。
Ballpythonを飼い始めたぐらいの時に
White Diamondを探していて、
Eventでやっと見つけたと思ったら
目の前で購入されたことがあり
とても思い出に残っているMorphの1つです。
Singleだと地味だけどComboにした時に
劇的な変化をするのがBallpythonの
魅力の1つであり、
Russoもその魅力の一因を担っています。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
BEL Complex編は次回のMochaで最後になります。
δ7Ballpython
画像引用 WOB