Bamboo 共優性モルフ(Codominant Morph)
↑Bamboo
Bambooは直訳すると【竹】という意味です。
背中の特徴的な稲妻の様なPatternから
名付けられたのでしょうか。
Bambooは2008年に
Ghanaの有名なBreeder兼Exporterである
E.B.Noah がTrapper/Collectorから
Lesserに似たBallpythonを入手し、
繁殖させる計画を企てたのが始まりです。
当初、BambooはLesserの別Lineだと
考えられていて
White Lesserという名前を付けられていました。
このWhite LesserをBlue Eyed Lucyと
交配させて2種類の白蛇を誕生させました。
その内のWhite Lesserが遺伝していると仮定した方の
ComboにDual Tone Whiteという名前を
付けていましたがこの段階で
White LesserからBambooに名前を変更したそうです。
この当時はChampagneがBoomの中心に居り、
Bambooはそこまで注目されていませんでしたが
すぐにBambooの人気は広がり
世界中のBreeder達が欲しがることとなります。
(このBambooとChampagneの人気の陰に潜んでいたのがBongoです)
しかし、Bambooを欲しがり高額の金額で
Super Bambooを購入したBreeder達の中には
思っていた繁殖結果を得られなかった人達が
一定数居たそうです。
というのは、Super Bambooとして買った
Blue Eyed Lucyは
Bamboo Mocha
またはBamboo Russoである個体が多かった他に
酷い場合はBambooは入っていない
Blue Eyed Lucyである事も少なくなかったそうです。
Super Bambooを繁殖に用いた場合、
100%子供にBambooが遺伝しますが
Bamboo Russoを繁殖に用いた場合
BambooまたはRussoのどちらかが必ず遺伝します。
また、
Bambooが入っていない
Blue Eyed Lucyを交配させても
当たり前ですがBambooは生まれません。
長い間育てて性成熟させてやっと
交配させて無事卵を採り、孵化させた結果
Bambooが生まれなかったという問題が
世界各地で起こった為大きな問題になったそうです。
BEL特有の問題というか、
海外Breederの適当さが表れているというか
柄が出ない真っ白なBELはMorphを
見抜くことが出来ないため、起こった問題ですね。
もし、Ballpythonを購入する場合は
やはり信用できるBreederやShopから迎えることを
お勧めします。
そんなBambooの良さは
Silverがかった体色に背中の稲妻の様なPatternが
特徴的ですね。
BEL Complexの中では一番表現が
強く存在感があるMorphです。
表現が強い為他のMorphとComboにした時に
相手のMorphの良さを消してしまう場合もありますが
意外とPattern Morphとの相性が良いと思っています。
↑Bamboo Calico
BambooとCalicoの両方の良さが存分に
発揮されていて相乗効果が凄いComboです✊
背中の稲妻LineとSideの白抜けがパキっと表されていて
メリハリが効いています。
ここに+でPastelを加えるとSideの白抜けが
透明色に近づくためとてもおすすめな掛け合わせです。
↑Bamboo Leopard Yellowbelly
Bamboo Leopardは個体によってBambooに
引っ張られてしまってLeopardの表現が
あまり出ない事が多いのですが
この個体はBamboo Leopard Yellowbelly
の表現がそれぞれ出ている為、載せました。
もっと黒色が出るのかなと最初は
思っていましたが、
やはりBambooはBEL Complexの
一員なので色を淡くさせる作用が働いて
この独特な抜けたSilver色になっています。
↑Bamboo Mahogany Clown
Bamboo Mahoganyは
顔つきがMahoganyに引っ張られて
独特な形になる事がほとんどですが
Clown化されてもその名残がしっかり残っています。
Bambooの攻撃的な背中のStripeが柔らかくなり
Sideの模様が控えめに
表されているのが個人的に目についたので
画像を載せました。
Bamboo Comboは日本のBreederさん達が
数々World 1stを出している印象が大きいです。
日本のBallpython人気は着々と高まっており
もっと色んな人にBallpythonの魅力を
知って欲しいと思っています。
その為にも脱走などのニュースで悪い
イメージを付けられないために、
個人がしっかりと管理して
安全にBallpytonを飼育していけたらと思います。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
δ7Ballpython
画像引用 WOB