ときどき夢にあらわれてくる
子どものころのくらしの記憶

いつものみこまれる苦しさに
名前をつけられたときのこと


春におむかえした植物さんの
かたくとじられていた新芽が

まるで脱皮をするかのように
とつぜんひらきはじめました


そうだよ手放していけるよと
おたより届けてくれたみたい

日に日にほどけていく葉っぱ
わたしもゆるんでいくみたい