いつかなおることを祈るのは
いなくなるのをねがうようで
もしそれが病だったとしても
なんだかこころぐるしくなる


いたいだけそこにいていいよ
だけど消えたくなったときは
いなくなってもかまわないよ
とわたしは思っていたいから


たたかうことをしたくないし
なくなることを望みたくない
そこにいるかぎりはただもう
いっしょに暮らしていきたい


なおることなおらないことは
きっと気にしなくていいこと
わたしのむかいたいところは
せいいっぱい命をいきること



ーーー

“体さん、
今日もわたしと一緒にいてくれて
ありがとう。

絶えず呼吸をしてくれて
ありがとう。

病気を通して、
クリーニングの機会を
与えてくれて
ほんとうにありがとう。”


カマイリ・ラファエロヴィッチ