病気になってから人に
助けてもらうことが増え
人の役に立てなくなった
ことに負い目を感じた
人を頼りにするのは
愛を受けとること
お世話になるのは
愛を受けいれること
仕事ができなくなった
から何かわたしにできる
ことで人の役に立たねば
ならないと思い詰めた
いま生きているのは
愛されているから
存在しているのは
祝福されているから
ずっと人を助けてきた
からあなたという生命は
人に助けてもらうことを
学ぶために生きている
あなたを受けいれて
あなた自身を愛し
人の愛を受けとり
愛をめぐらせてゆく
わたしに教えてくれた
その人もだれかを助ける
ために時間のなかを交差
して生命を生きてゆく
病気もまたひとつの
生命としての望み
ならその在り方を
精いっぱい生きたい