おくすりのんで
まどろみの世界
いろんなことを
忘れられる時間


むかしの記憶と
これからの不安
いまある罪悪感
そんなことなど


夢と現のあわい
わたしはだれか
ここはどこかが
あいまいになる


まるでそういう
ふしぎな浮遊感
けれども何だか
ここちよい時間


おくすりがまた
切れるときまで
このまますこし
夢を見ていよう