東京 芝 とうふ屋 うかい | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

家族で祝い事があり、15日夜に祝いをやることになりました。


会場はどこがいいかと検討したのですが、


東京 芝 とうふ屋 うかい
になりました。








ご存じの方も多いと思いますが、こちらは2008・2009とミシュランガイド東京で一つ星を獲得しています。










場所は東京タワーのすぐ隣。東京タワーボウリングセンターの跡地2,000坪の敷地にある料亭です。










最近は外食に行っても、水ですらセルフサービスですから、従業員の方のお出迎えを受けると言うだけでも少々贅沢に思います。


普段から高級店に行き着けている人にはそんなことは感じないんでしょうけど...。










樽に丸大豆がいっぱい。もちろん国産です。








開店4年目だそうですが、風格のある建築です。




古民家から発生した古材を使い、飛騨の職人さんを呼んで作り上げたもので、この色を出すのに非常に苦心したそうです。


シートを貼り付けて雰囲気を出すなんて妥協は一切ありません。










ちょうど七五三なので、飾り付けがありました。お客さんにも子供連れが目立ちました。


お子さんに豆腐料理って喜ばれるのかなぁ。










こちらの樽も秋田の造り酒屋で実際に使われていたものを持ち込んだそうです。


柱や梁は新潟十日町の古民家から出たものだそうです。










個室に通されてお食事です。料亭と言うより、旅館の雰囲気です。




それではお食事を。











海老の芋含め煮




かりっと揚がったお芋の食感と、甘くてまったりとした新鮮なウニのお味がたまりません。












あげ田楽




かりっとしたお揚げに、味噌がほどよく塗られています。










この田楽は、お庭の中にあるこの建物の中で作られ、各室まで岡持で直送されてきます。


岡持と言っても、もちろんラーメンの出前で使うようなアルミの箱じゃないですよ。漆器のものです。










こうやって付け合わせのネギをくるんでいただきます。コレがよくあうんですよ。


かりっとしたお揚げと、さくっとしたネギそして両者の仲立ちとなるのがお味噌。


絶妙に計算されているなぁ...。と思いました。











地魚




こちらが地魚、しつこくない程度に中トロのお刺身、そして海老がいいですね。頭や尻尾は香ばしく揚げてあり、普段は食べないって人でも、全く抵抗がないことでしょう。 小生はいつも海老は尻尾まで食べちゃいますので...。








かき真蒸




海老真蒸ってのはよくありますが、こちらはかき真蒸。


牡蠣をすりつぶして入れてあるそうですが、なんか牡蠣そのもののように錯覚してしまう逸品です。










たらば蟹酢の物 落花生とうふ いくらしめじ










秋を彩る木の葉が季節感いっぱいです。


酢の物はたらば蟹が引き立ちます。落花生とうふはごま豆腐に似た舌触りだけど、落花生の香りがします。いくらしめじは、いくらのしつこさが全くなくゆずの香りがさわやかです。


秋深く冬の足音がかすかに聞こえてくる今の季節が味と香りに凝縮されているように思いました。










名物豆水とうふ。




今の季節限定の翁とうふとのチョイスでしたが、こちらを選択。


店の前には「豆水とうふ」の幟が立っていたんですが、そこをチョイスにすると言うのは店のプライドの表れなんでしょうか。








まずはそのままでいただきます。


とうふもなめらかなんですが、周りのつゆがまるでポタージュのようなコクです。


昆布でしっかりだしを取ってあって、お豆たっぷりの豆乳を使っているからこんな味わいができるのでしょうか。


すばらしいです。








次に昆布をトッピングして。


さらに昆布のうまみが加わるとまた違う味わいになります。











特選和牛炭火焼き




柔らかい和牛をミディアムレアで。わさびと牛肉はやはりマッチしますね。










ご飯としゃもの炊き込みご飯 赤だし 香の物


鳥ゴボウといえば黄金のうまみペアですが、しゃもを使っているところが違います。


赤だしは鰹と昆布のだしがしっかりしています。だしの取り方に妥協がないなとつくづく思います。










デザートは熟し柿とおしるこ。




最後も豆でしっかり締めてますね。


これでミシュラン一つ星というと三つ星の店なんてどんなんだろと思います。


お料理だけなら三つ星シェフのものをいただいたことがあるんですが
、あの時は仮設の建物でしたからね。




それでも、あの時はスタッフもすばらしくて食事の楽しさを実感しました。


まぁ、楽しみたかったらしっかり働けってコトになるんですけどね。