
かんな 鉋
「かんな」は、3つからなります。
かんな身(右の刃) 押さえ金(左の刃) 鉋台(木の部分)
▽かんな身
これで切る。
刃先の鋼(硬い鉄の合金)と地金(軟らかい鉄の合金)が鍛接されている。
刃全体が硬いと作りにくいし、研ぎにくい。
かといって軟らかいと摩耗が激しい。
で、2つの金属が使われている。
「刃金=はがね」と読めるのがなんともいえない。
▽押さえ金
これでは切れない。
よく「切れない」と言うのを見てみると、
かんな身ではなく押さえ金が出ている。
切れるわけがない。
研ぐときには、一度刃を作って潰すのだから。
かんな削りでは、木材の繊維の方向によって、
準(ならい)目と逆(さか)目の2つの方向がある。
ならい目で削るとつるつるにさか目ではざらざらになる。
木の目をよく読めばいいのだが、
節などがあると目は複雑になる。
こんなときに押さえ金を利かせると、
さか目の割れが入る前に、折ってくれる。
この押さえ金、とにかくすごい知恵が詰まってる。
▽鉋台
台の下の部分で削る木材に直接にあたる下端(したば)を調整しなければ、
いくら切れる刃でも透き通った屑は出てこない。
木は生き物だから湿度で膨張と収縮を繰り返すし、
使っていれば摩耗もする。
下端の面は、まっつぐであれば良いというわけでなく、
微妙に凹凸をつける。
かんなの使い道(荒削り用とか仕上げようとか)でその具合も異なる。
下端定規なる専用の定規はあるし、
下端を削るかんなもある。
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歴史に学べ。
鎌倉時代後半に台鉋(いわゆる今の「かんな」)は、大陸より伝来する。
それまでは、
針葉樹材などのまっつぐに目の通った材を、
「くさび」で割って、
「ちょうな」で削って、
「槍鉋(やりがんな)」で仕上げる。
この流れが一般的。
『石山寺縁起絵巻』にも出てくる。
くさびできれいに割れない広葉樹材を使うことが多くなり、
(針葉樹材の不足?)
「大鋸」で縦挽きで製材して
「台鉋」で仕上げる。
北斎の『富嶽三十六景 遠江山中』にもある。
「槍→台」
資源の枯渇で、
新しい資源を利用するための新しい技術が生まれたわけだ。
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石油の枯渇が目に見え、原子力へ。
資源の枯渇で、
新しい資源を利用するための新しい技術が生まれたわけだ。
が、その力を制御しきれなかったことで大きな問題ができた。
人間には過ぎたるものだったのでしょうか。
c u!!
teke:D












