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色恋短歌「幻想許区404」から - page4 - No.16~No.20


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色恋短歌集「幻想許区404」から ~ 5首(その4)




No.16

どこへゆく どこへゆこうか 白い服で
              ふよう

夜霧の道に 止まれば芙蓉



No.17

海を背に すでに過去なる 景色見る


あたしの後ろは 空舞うカモメ



No.18

夕潮は ひと波ごとに ちかづいて


足もとの砂 理性失う



No.19

この夏を 命のかぎり 舞い果てて
           ひつぎ
あまりに軽い 蝶の棺



No.20

愛人が はじめてねだった 宝石は

地の果てまでの タンザナイト





*短歌集の前後はブログテーマ「Jeiの色恋短歌」から検索どうぞ




写真は雪柳 5mmほどの小さな花が可憐です

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桜が終わり 炎のように燃え立つ花木

太陽の光を吸った黄色がかった若葉は

きらきらと私のうつを せせら笑うかのよう




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私は蝶になりたかった、花になりたかった


大人になって発症した「うつ」のわけは、


自分でもわかってる。




子供の頃、小学生の頃ずっと性的いじめにあっていた。

いじめに伴って女子の友達も離れていってしまった。

それとAC、大人からの性的いたずら。


その頃の私は別に可愛かったわけでもなく、

ただ体が大きくてぼーっとした子供だった。


可愛いかったら、いじめられないのに・・・と、ずっと思っていた。

実際、可愛い女の子は皆にちやほやされていた。



その頃は小学生が自殺するという選択肢はなかった。

がんばって笑顔を作って死んだまま大人になった。



私は今でも人が怖い。



蝶になりたい、花になりたい・・・そう思い続けて生きてきた気がする。



ありったけ着飾って化粧をしてると、誰も私の「うつ」には気づかない。

外見が綺麗になると、優しくされる、人に好かれる。

私の中身は子供の頃から何ひとつ変わってないのに・・・。


ずっと私は私だったのに。




今年の桜も、うつの目で見たくなかった。


だから写真やビデオを撮って、それに夢中になっているほうが楽なんだ。


この世は軽薄で、私は虚飾だらけでも。




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本当はこのブログを始めるまえに、もう終わりにするつもりだった


これでも、私はかなりの「うつ」


本当は、このブログを始めるまえ、

長い長い闘病に疲れて、私を終わりにするつもりだった。


「うつ病」を誰も闘病とは言わない。

うつ病の末に、自殺したら、それは病死とは言われない。



きっと、若い頃からそうだったのかもしれないけれど、

きちんと「うつ病」と診断されたのは今から13年ほど前。

その時期、私は離婚をして仙台に一人で住んでいた。

そうそう、最愛の猫といっしょだから、二人で住んでいた。



10年前に秋田県の実家に戻り、

それ以来、ずっと市立病院に通院しながら療養?している。


療養に疑問を持つのは、療養できてる気がしないというのが本音で、

都会とちがって、

地方ではまだまだこの病気や精神科に対する偏見や誤解が、

まだまだ多いということもある。

薬を飲んで治療を続けても、肩身がせまい。



経済的な不安や家族への負担も、

かなり重くのしかかって、早く元気にならなくちゃと思いながらも、

治療と逆行して「私のうつ」はいっそう悪くなってきた。



目に見えない心の病気は難しいね(笑)。



目に見えないのだから仕方ない(笑)。





日本では毎年3万人以上の人が自殺で亡くなっていて、

今回の東日本大震災の亡くなった方々、行方不明の方々と同じほどの数字で、

自殺した方々の多くは、本人も気づかずにうつ病に罹患していることも少なくないという。


3万人、という数に想像がつかないけれど、

私が住む秋田県大館市は約8万人、

知り合い、家族の半数近くが自ら命を消すということになる。




で、タイトルに戻ると、


東日本大震災で、秋田県は幸いにも大きな被害はなかった。

一日だけ、停電したものの、

テレビをつけたら、あの悲惨な映像が飛び込んできた。

日がたつうちに、命の、命の大切さを突きつけられた。



まさに自殺しようと思っていた自分に罪悪感を覚えて、

「うつ」が暴走しそうだった。


ようやく楽になれると思っていた気持ちが、折れた。




本当のところ、今も折れたまま、

このブログもいつまで続けられるか自分でもわからない。



このブログに関しては賛否は承知。

ただ、うつ病(心の病気)がれっきとした病気ならば、

れっきとした闘病だと、私は思う。



人は不幸だから死にたくなるわけじゃないことだけは、わかって欲しい。


私は誰よりも不幸だなんて、多くの心の病に罹患している人たちは

思ってはいないことも。



3月の震災前、これを最後にしようと思ってupした動画です


Jei

【つらいと言えない心の病/うつ病 - そして最初で最後のメッセージ】