絵本画家紹介⑦ 青山邦彦
引き続き俯瞰的建築絵画の絵描きさん
シリーズです。
青山邦彦さんは、30歳まで建築家を
実際にやっていらしゃって
自分は家の設計より
家の絵を描くことが好きだと気がつき
絵本作家になった方です。
前回の安野光雅の「旅の絵本」が
好きだということで、
安野光雅やスティーブンビースティ
の影響もありそうな作風です。
さすが、建築家だったという方
だけあって、家や家を建てる様子
の表現がとても上手い
こういう家、現実にありそうだな
と見て楽しくなる絵です。
ここがあーなって、こーなって、
前のページと見比べたり
ずっと眺めることができるので
観察力がつくこと間違いなし
そう言えば、こういう家の俯瞰図というか
見取り図って子どもの頃
大好きで飽きもせず
よく眺めていました。
かこさとしの名本「とこちゃんはどこ」とか↓
「野ばらの村の物語」の木のお家とか↓
今だと「100かいだてのいえ」シリーズが有名です。
家の見取り図って、
建物の中に、いろんな人の生活や世界が
詰まっていて夢がありますよね。
それに、平面を見ながら立体を
想像しているので、
空間認知力も高くなりそう
青山邦彦の絵本に戻って
彼の絵本にも、家だけではなくて、
そこに住む人の物語があります。
青山さんは家だけでなく
家にまつわるお話しが好きだ
と気が付いたから
建築家を辞めて
絵本作家になられたのだと思います。
そして、青山さんは
多作な作家さんです。
緻密で時間がかかりそうな絵柄
なのに、挿絵もふくめて
たくさん本を出されている
売れっ子の
職業的絵本画家さんです。
本人のインタヴューでも
「私は一人で本を作っていない。
編集者さん達とみんなで作っている」
と話されていたので、
建築家のように、みんなで何かを
作ることができる人なのだな
と思いました。
ゆえの、今の活躍があるのでしょう。
ちなみに、私が青山邦彦さんの絵本を
初めて読んだのは、の本で、
チャレンジタッチの
まなびライブラリーに掲載されていました。
ベネッセの太鼓持ちになるつもりはない
のですが、チャレンジタッチは
すごくよく考えて作られています。
それでも、次男はやりたがらないので
辞めようと思うのですが、
私が「まなびライブラリー」
で児童書を読む時があるので
ズルズルと続けていて…
やっぱり、シンママには
月々4000円弱の出費は痛いので
やめるつもり…
まなびライブラリーとは
常時1000冊の児童書が
読める電子書籍サービスです。
著作権の問題からか、
名本はあまりないのですが、
子どもが好きそうで
読みやすい児童書が読めます。
ゾロリみたいな漫画絵本とか…
自分で選ばない絵本を読めるのが
まなびライブラリーのよいところですね。
次回も、そのまなびライブラリー
で知った絵本画家さんを紹介します
絵本画家紹介紹介シリーズ