『ゾクゾクと宇宙が来た夜』

部屋で あの本を読みはじめた瞬間
全身が震えた

ページをめくるたび
内側から何かが目覚めていく

途中 トイレに立ったとき
気配を感じた
誰かが そこにいた
目には見えない
でも、確かに “いた”

ゾクゾクして
背筋が鳴った

その夜 布団に入ってから
数名の存在が私の体にいた

姿は見えない
でも 感じる

胸のあたりに
彼らはやってきた

怖かった
でも逃げなかった

それは夢じゃなかった
今でも、はっきり覚えている

――そして今日
ライオンズゲートが開いている今
私は、あの夜のことを
突然 思い出した

扉は
あのときから
ずっと 開いていたのかもしれない