ちょっとまじめに考えたいこと | 御子愛でるをのこの戯言

御子愛でるをのこの戯言

自然を愛し和を愛し雅楽を愛する京介の徒然奮闘記。

俺は今、蝶の幼〇を育てて羽化させて自然に返してあげてます

で、今年はいろんな問題があってなかなか無事に羽化させてあげれてない。


今日も黒アゲハが羽化したんだけど、

羽根が折れた状態でケースの下に落ちてて。

あわてて天井にくっつけてあげたけどすでに折れた状態で固まってしまっていた。


この子は羽化に失敗したけど、羽根が折れている以外は問題はない。



過去に色んな奇形が生まれました。

体は普通サイズなのに羽根だけ小さくて飛べなかったり

羽根はちゃんとしているのにストローがおかしくて食事がとれなかったり

特にひどかったのは不完全な状態で羽化してしまい、下半身はまだ緑のまんまだったり



異常気象のせいで不幸な子達が殖えた年もありました。


今年は猛暑のせいでうまくいかず、気温が保てなくて悪影響を与えていたのもあるのと、いってみれば今回は事故なんですよね。

本人がちゃんと枝に捕まっていられればはねがちゃんと伸びたはずなんだけど

背中から落ちてしまったから起き上がれなくて羽根が固まったという事故。



いたたまれない。



たかが虫なんですが、俺にとってはやっぱり無駄ではない命で。

これが犬や猫だったらもっと一般的に理解してもらえるのかもしれないですけど(^▽^;)


障害を持った動物をどう扱うか。

犬や猫ならそれでも大事に育てるだろう。

じゃあ、蝶は?

数日しか生きれないだろうに。

でも、生きてる。

こないだも並アゲハが奇形で生まれ、飛べずに死んだ。

俺はその頃自分の事でいっぱいでほとんど放置してしまった。

一度も砂糖水を与えずに。

育児放棄だよな。。。


子供の頃に育てた昆虫とかは、物珍しさで興味本位で飼ってて

死んでしまったら土に埋めてあげてはいたけど「死んじゃった。悲しい」位にしか感じなくて。

まぁそこまで執着がなかったかな。


今は興味本位というよりもっと明確な「増やすための人工飼育」っていう目的を持ってやってるから遊びとは違って。

でも、「仕事」「やらなきゃいけないこと」みたいな考えではなくて、ホントに純粋に「沢山の蝶々が空で飛べるようにしてあげたい」って思ったからやってるんだよね。いい年して(笑)


食草に限りがあるからどんどん育てられるわけではなく、常に食草の事で心配してるしね。


話がそれたけど、結局外に放してやれなくても羽化してくれたんだから、生きてる限りは育ててあげたい。

役に立たないものは処分するみたいな信長にはなれないよ。俺は。