D・タカハシの4回転は、

ダウングレード(転倒付)→アンダーローテ(転倒付、又は両足着氷)→認定(転倒付又は両足)
と、徐々にではあるが復活してきている。

もちろん、練習での成功率も高くなってきている。

怪我後ここ2年、4回転はダメで元々のジャンプになっていたけど、成功率が上がっていくにつれ
成功しておきたいジャンプに代わってきた。

それと比例して、失敗したときの精神的ダメージ、または成功した時の安堵感による心の隙が生まれやすい。
そこをいかにして押さえて、次の3A、またはパフォーマンスするうえで平常心で望めるか?っていう段階にそろそろ入ってくるころなのかな?と思う。

ベテランだし、怪我前にバシバシ着地していた頃でも、失敗はそんなに引きずるでも無かったので、
(2005-2006シーズン以降ねウインク
今後、きっとこのまま確率あげて、試合で失敗してもそんなことは無いかな?と思いつつ、
やはりTESを稼ぐのにも欲が出てきているのではないか?と思うこともある。
(表現よりエレメンツに気が向いている?本人比で)

去年の高橋選手は、表現面のこだわり的発言がかなり多くて、技術面でのこだわり的発言はTVや紙面を通しても表現の話に比べ少なかった。
(これはこれで、どうしたん?と当時心配していたのだけど・・)

逆に今年は、高橋選手の口から表現面でのこだわり的ウンチク話は最近特に、あまり聞こえてこない。
(その時々の雰囲気で、まあいっかな?と思っているって発言があったので自分としては意外だった。今年は、基礎的な部分の見直し話が多い。)

それが原因なのか?よくわからないが・・

フリーのブルースの「味わい」が試合を重ねるごとに薄くなっているような気がする。

その原因として
D・タカハシには「ここポイント★」的な、振りとまではいかないようなしぐさがいくつか
あり、いつもそれ見たさに何度もリピートしてしまうのだけど・・

その「ツボ的ポイント」がどんどん物足りなくなっていってる。もっと言うとおざなりになっているような気がする。

で、そのツボポイントはどこか?(人によって違うかもしれないが・・)


ベル サーキュラーステップで、ジャッジの横を通りすぎるときギュルっと回るところ。
  スケカナの時は天を仰ぐような感じで、それが何とも言えないD・タカハシならではな味わいだっ  た。

ベルコレオステップの最中、音楽に合わせて首を振り振りするところ。
これも、フリフリ具合が甘くなっている。

ベル最後のコレオステップ終わった後で、首を手に当てる部分の振りというか仕草。
これも回を追うごとに、あっさりになって行き、あまりのあっさり具合に今回はちょっとイラッっとした。怒り
(大好きな部分だっただけに、残念だぐすん

他にもちょこちょこあるのだけど、主なものはそんな感じ。

きつい言い方だけど、
細かい表現にこだわらなければ、それは、D・タカハシでは無いとさえ思う。

もちろん、フリーでジャンプ完璧で、スピンの取りこぼしの無いDタカハシも久々に見てみたいが、
同時に「表現にこだわりすぎて、ジャンプのことを時々忘れている」とミーシンに言わしめたD・タカハシも好きなんだコスモス

両立するのは大変かもしれないけど、やり抜けて欲しいメラメラ

カメレンゴ氏が振りを少し手直しするそうで、今後に期待したい。


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