来週で5年生としての生活も終わる娘ですが

本当に良く頑張ったし強くなったなと

感慨深いものがあります。



基本的に学校生活は楽しんできましたが

(勉強がどんどん難しくなるのは大変だけど!とも言いながら)



日本人の母をもつことが

中学年までは特に感じることもなく

日本文化に自然に触れられることが自慢だったりしたのが



5年生になって社会の勉強にイムジンウェラン(豊臣侵略の話や)

日帝時代の話に進んできた頃がとても辛そうでした。



私自身、子供の学校教育で日本との辛い痛みの過去に触れるのは

ある特定の人たちが言うような反日教育ではないと思っています。

侵略されていた国の立場からすれば何十年経ったとしても

歴史の時間に必ず触れる問題であるからです。



この国に住む以上はそこは謙虚になるべきだと思っていますので。





ただ、私はオンマだからか保護してあげたい思いが強いようで

学校での出来事で気になることがあれば

担任の先生にもよく相談したりしてきました。(全校生徒中、日本人の親は私だけなので)



先生たちも私が日本人であるという立場をよく理解してくださり

娘のことも気をつけて見てくださっていますので

とても感謝しています。




旦那さんは観点がちょっと違います。



娘のことで色々話していても

もう5年生だから自分でぶつかってどんなやつか見極め(嫌なことをいう子に対しても)

どう対処したらいいか自分で少しずつ学んでいくのが良いんだ!と。

「変なやつはいつでも一人や二人はいるもんだ」といって。



韓国社会は부딪치다(ぶつかる)と

体験を大事にさせる国であると思います。



人間関係も社会生活もそれを避けて引きこもっていてはいけない。

ぶつかってみることが大事だと

色んな場で言われてきました。



やはり韓国は男性的な国なのかもしれません・・・。








ただオンマとしては

娘が学校での話をしてくれたときに

ちゃんと向き合って話を聞いて認めてあげ

慰労してあげたいなと。



時を逃してはいけないから。



その上で私がどうして韓国にお嫁に来たのか?

そもそもどうして恩讐同士の国であるこの国の人と結婚したのか?

ということをちゃんと話してあげたいと思っています。

根本の根本の大事な話だと思うから。








先日も訓読をしようと娘を呼びました。



その日はお父様の 「平和を愛する世界人として」を

一緒に読みたいと思いました。



ちょうどP245の部分から娘に読んでもらいました。

お父様が国際家庭や交差祝福のこと

韓国に住む私たち祝福家庭のことを書かれている部分です。





そして色んな話をしました。






娘は



「 もう大丈夫だよ。

  日帝時代が終わって光復節まで学んだから・・・ 




  オンマ・・・



  私が日本人の中で一番尊敬してる人は誰だかわかる?」



と聞いてきました。







私は



「 宮崎駿監督?(ととろとか大好きなので!)」



と言いました。








すると娘は笑って



「 違うよ。 オンマだよ。」




と言いました。







ふと、涙がこぼれそうになりました。しょぼん







そして娘は 「平和を愛する世界人として」 を手に取り

目次をぺらぺら見ながら

読みたいから貸してねと言いました。



学校にまでも持っていって読むというので

友達からどんな本?と聞かれたら



「世界のために生きた偉大な人の話だよ」

と答えたらいいよと言っておきました。





次の日寝る前に娘が

この自叙伝を全部読んだと報告にきました。

(すごい集中力なので本を読むのも早いのです目





感じた箇所を聞いてみると


「父の背におぶさって学んだ平和」 P14 だということでした。




・・・・なるほどな。



娘らしい・・・。








眠りにつきながら



旦那さんが言うように娘がこの環境の中で

ぶつかりながら成長したんだなとわかりました。



そんな娘の成長を実感しながら

感謝の思いでいっぱいになりました。














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