昨日から木枯らしが吹いて寒くなっている韓国の南部地方です。
最近忙しいことが続いてなかなかブログまで時間がとれませんでした・・・。
日曜日は礼拝後に中学生のホームグループ第一回目を開きました。
小さい教会ですが中学生は4人います。
一年生が主なのでまだまだ将来に対する問題意識は薄くて
今の楽しみと喜びを中心にしてますね!
箸が転がっても笑える・・・そんな年齢なんだな~と実感しました。
高校生のホームグループもみているのでその年齢差は3歳ぐらいですが
将来に対する真剣さ、そして自分という存在の基礎を築いていこうという真剣さは
とても差が出るものだなあと。
そして月曜日は次の日のシサの準備を日中一人でしました。
夜は5時半から9時まで娘の小学校の学芸会だったので
日中にほとんど済ませておかなければいけなかったのです。
そして昨日はそのシサのため朝からまた準備をし
すべて車に詰め込んで旦那さんの実家に向かいました。
去年からおとうさんが家の直系の先祖を別にシサをしたいと言われました。
シサとは毎年行われている3代の先祖のチェサの他に
一年に一回この季節に3代より前の先祖(家だけだと4人分)の方々に
家に来ていただき準備されたご馳走などのお供えを食べていただく・・・と
簡単に言えばそんな感じでしょうか。
最近ではシサも若い人たちが参加できるようにと
日曜日に合わせて行うところが多くなっています。
家も合同でしていたときはそうでしたが
お父さんは日にちを変えるということは行事になってしまう・・・と。
これは行事ではないのだ!と。
なので去年から日曜に合わせず平日に行っています。
昨日のそのシサではお父さんのお祈り、
先祖の語りかけるその言葉をじっくりそばで聞くことができました。
お父さんは仏教の信仰をもっていますが、
シサやチェサのときは神様ではなく直接自分の先祖たちに語りかけられます。
昨日は涙を流しながら子孫が病気から守られ仕事も上手くいくように
など語り掛けられながら、
「 このシサの準備は嫁がすべて一人で準備してくれました。
この嫁一人を信じて(夫や孫をよく育ててくれるように)生きています。
韓国のこのような習慣など一つも知らないで嫁に来て・・・。
本当に有難く思っています。」
と先祖に語りかけておられたのを聞いたときには
ほろっと涙がこぼれました・・・。
おとうさんの願いは痛いほどわかっていますよ。
だからこういうシサやチェサなどの準備も苦痛ではないのです。
おとうさん自身の欲望や自己満足のためのものではなく
自分たちがずっとしてきたように心を込めて先祖をお迎えして
一緒に食事をしながらの和動の場をもたないと心安らかでないということを
知っているので
ちょっと大変だな・・・と思うことでも
嫁としての勤めだと思うとがんばれるのです。
韓国人の嫁からみたら不足な面も多いのに
良いところばかりを見てくださって
本当に私は 「シアボジサラン」を受けています・・・。
親孝行とは親の願いを悟り
親にすまないと思わせないように
自然に行うことなんだなと
子としてのあり方をまた一つ悟りました。