私の初ウルトラマラソン
■ 初挑戦、そして90kmでの決断
人生初のウルトラマラソンに挑戦しました。
結果は――90.06kmでリタイア(DNF)、12時間40分09秒。
100km完走には届きませんでしたが、
これまでにない経験と感情を味わった、忘れられない一日になりました。
■ きっかけは「応援のはずが…」
エントリーしたのは昨年10月。
もともとは、我が家のお隣のご主人と夫が
「一度でいいから100kmを走ってみたい」と話していたのがきっかけで、
私は「応援頑張りますね!」と宣言していました。
……が、
「どこで待てばいいの?」と考えた結果、
👉「それなら自分で走った方が早いのでは?」
という流れでエントリー(笑)
完全に勢いです。
■ 真っ暗なスタート、過酷な1日の始まり
当日の起床は午前1時50分。
スタートは朝5時、気温3℃。
ヘッドライトを点けて走り出す光景は、
まさに非日常でした。
制限時間は14時間。
夜7時までにゴールしなければなりません。
■ エイドとの戦い(食べるか、我慢するか)
5kmごとにあるエイドはとても充実していて、
- オレンジジュース
- コーラ
- 焼き芋
- 和菓子
- 飲むヨーグルト
など魅力的なものばかり。
しかし私は、甘いものを食べるとお腹に来やすい体質。
(しかもトイレはエイドにしかない)
👉結果、「食べたいけど食べられない」という葛藤。
代わりに、
- 胡桃パン
- カットフルーツ(白桃)
を持参し、慎重に補給しました。
■ 42km以降、世界が変わる
フルマラソンを超えたあたりから、明らかに別の競技になります。
- 1kmが異常に長い
- 楽なはずのペースがきつい
- 自分の足音だけに集中
夫とは38km地点で別れ、
自分のペース(約7分20秒/km)を守ることに専念。
エイドで気持ちを立て直しながら、
「止まらず進む」ことだけを繰り返しました。
■ 50km、心に残る一杯
中間地点では、キッチンカーのフォーをいただきました。
温かいスープとやさしい塩味が、
疲れた体に染み渡る――
この一杯は、間違いなくこの日のハイライトのひとつです。
■ 70km以降、静かな消耗戦
70kmを過ぎると、
- 抜いたり抜かれたりするメンバーが固定
- 同じ顔ぶれとの繰り返し
この“変化のなさ”が、じわじわとメンタルを削ります。
■ 85km、そして決断
85kmのエイドで、つくねを食べながら情報収集。
「最終関門は96km、あと1時間15分で到達しないと厳しい」
――今のペースでは間に合わない。
さらに追い打ちをかけるように、
ガーミンの充電切れ警告。
👉「ここまでの記録が消えるかもしれない」
頭の中はパニックでした。
そして決断。
「90kmで終わろう」
■ ゴールではなく、終着点
90km地点で時計を止め、記録を保存。
私の初ウルトラは、ここで終了しました。
■ その2分後に見たもの
私が止めてから2分後――
- 夫が完走
- お隣のご主人も制限7分前で完走
「強い思いを持った人がゴールにたどり着く」
その姿に、強く心を動かされました。
■ 振り返って思うこと
結果はDNFでしたが、
- ヘッドライト選び
- ウルトラ用シューズ選び
- 極寒の60km練習
- レース中の見知らぬランナーとの会話
- ゴール後のカレーと語り合い
すべてがかけがえのない経験でした。
■ 最後に
興味がある方、ぜひ一度挑戦してみてください。
きっと「何か」が変わります。

