2016年を振り返ると、
俺は随分と感傷的な月日を送っていたように思う。

いや、実際そうだった。
紛れもなく。



過去に熱狂したアーティストを四半世紀越えて観るという行為。

アテがないようで、実は保証された自由の庭をくるくる回るような一人旅。




俺は過去の自分を見てみたかった。

ただそれだけの為に1年を費やした。




結果。

過去の自分なんてどこにも居やしなかった。

それどころか、思い違いの波にのまれ、足元覚束ない夜を幾つも過ごした。




2017年。

俺は幾つかの誓いを立てた。



もう少し本音を出して行かないとね。

人生そうは長くはないから。