俺は21才で群馬で独り暮らしをした。


就職に伴い群馬の店舗に配属されたから。


しかも半年は先輩と一緒に住まなくてはいけない。


先輩は石原という奴で、俺の2こ上。

桐生生まれの桐生育ち。

バリバリのジモティ。



これが悪夢のような日々だった。

ジモティの石原は隣の部屋の俺のことなど気にせず、夜遅くに友達を呼んで騒いだり、彼女を部屋に呼んで大きな声と音でセックスしたり。

俺の睡眠は失われ、
俺は休みの度に地元に帰った。




近所の主婦どもは俺の出したゴミを開けて調べた。

近所のヤンキーに肩でぶつかられたから殴り飛ばしたらそいつの親が家に押し掛けてきた。

駅前の商店街にはロクなもんは売ってなかった。




俺は桐生が、群馬が大嫌いになった。








俺はあの年。

この曲をよく聴いた。















新しい車を試すのに高速と峠を走りたくて上信越から254へ抜けた。

久々に群馬県へ。



続く