1987年リリース。



前作『ハートビート・シティ』あたりからのリック・オケイセックの『でしゃばり』過ぎる行動にバンドの士気は下がり、ついに本盤リリース後に(1度目)の解散を迎えてしまいます。


特にエリオット・イーストンに覇気が感じられないのでギター好きにはつまらないアルバムかもしれないですね。


その代わりと言っては何ですが(笑)、グレッグ・ホークスがいつもに増して印象的なフレーズを連発していて、耳を惹きます。



しゃっくりみたいな(失礼)リックのボーカルが大半を占めているので、ベンジャミン・オールのボーカルがもっとあれば良かったのになぁ。


『you are the girl』なんて、ボーカル変えたらもっとヒットしたんじゃないかなぁ。



一人のエゴがバンドを潰した典型的な例がここには見て取れますが、その後のリックの低迷っぷり→カーズ再結成という流れを見るに、全曲作詞作曲とプロデュースまでやっていた本盤での舵取りは間違っていたと自ら証明してしまったようなものですね。