不思議/中森明菜

¥1,944
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1986年リリース。


本盤はヒット作ではありますが、同時に問題作であり、30年近く経った今でもその『歪な我』はエッジが立ったままです。


辛うじてヒット作となったのは『中森明菜』という金看板があったからであり、問題作と呼ばれるのはあまりにも『奔放』な作り手の我の強さがあったからでしょう。


・本盤からヒットシングルは出ていません。
・本人の希望だそうですが、ボーカルが殆ど聴き取れません。


アルバムタイトル通りの線を狙いたかったのでしょうが、『やりたい事と求められている事』の狭間で本人も相当苦しんでいたのではないでしょうか?



俺は本盤を聴く度に、

『セールスと芸術性の両立は不可能』

なのだと思います。