Big Game/Atlantic / Wea
¥608
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1988年リリース。
ホワイトライオンの魅力はヴィト・ブラッタにあると考えている俺にとって、大ヒットした前作『プライド』よりも本盤のほうが魅力的に響きます。
それはヴィトがクリエイティブコントロールを握った事により、良い意味で好き勝手弾いているからです。
でも、そこはヴィト。
弾き過ぎずにコンパクトにまとめるところは相変わらずです。
好き勝手弾いていると書いたのは、ハードロックに拘らず、自らの音楽的ルーツに素直に向き合って弾いているという点に於いてです。
ブルース、ファンク、カントリーと、本盤ではヴィトの音楽的な影響を垣間見る事が出来ます。
俺がホワイトライオンで、いや、ハードロックで一番好きなギターソロがこの曲です。
天駆けるようなメロディアスで流麗なソロは何度聴いてもうっとりします。
残念ながらヴィト本人が弾くこの曲のライブ映像がないので、Youtubeでソロをカバーしている褐色の青年の動画を貼ります。
多少荒々しいですが、数あるカバー動画の中で一番気に入りました。
今や引退して不動産業を営んでいるというヴィトですが、記憶に残るプレイや曲を残した素晴らしいギタリストでした。