1999年。
2000年がやって来るなんて現実味がなくて、
プリンスの『1999』みたいにパーティーをやる余裕もなかった俺はこの曲をヘッドフォンで聴いていた。




DISCO 2000 
(PULP)



僕らは一時間違いで生まれた

僕らの母親は僕らは兄妹みたいなものだと言っていた

君の名前はデボラ デボラ 
全然君に似合わないね


そして僕らは大人になったら結婚して

絶対に離婚しないだろうって言われていたね

そう、もちろんそんな事にはならなかったけど

僕は結構その事を考えていたよ



デボラ、覚えている?

君の家はすごく小さくて、安っぽい木の壁紙だった

僕が君の家に呼びに行っても君は全然気づいてくれなかった


僕は言ったよね

「2000年になったら会おうよ

僕らがすっかり大人になったら

道路の向こうの噴水で2時に会ってもおかしくないだろ?」



君が結婚してたなんて全然知らなかった

ここに一人で暮らしているんだよ

湿って孤独な数年前の木曜日から


  

君は学校で最初に胸が膨らんだ女の子だった

マーティンは君が最高だって言っていた

男の子達がみんな君を好きになったけど僕は混乱してしまった

皆が君の服を脱がせようとするのを見張らなければならなかった



僕らはずっと昔友達だった

僕は何度も君を家に送ったけど

それは

そう、それは何の意味もなかった

だって君はすごく人気者だったから



デボラ、覚えている?

君の家はすごく小さくて、安っぽい木の壁紙だった

僕が君の家に呼びに行っても君は全然気づいてくれなかった


僕は言ったよね

「2000年になったら会おうよ

僕らがすっかり大人になったら

道路の向こうの噴水で2時に会ってもおかしくないだろ?」



君が結婚してたなんて全然知らなかった

ここに一人で暮らしているんだよ

湿って孤独な数年前の木曜日から



そう!


デボラ、覚えている?

君の家はすごく小さくて、安っぽい木の壁紙だった

僕が君の家に呼びに行っても君は全然気づいてくれなかった


僕は言ったよね

「2000年になったら会おうよ

僕らがすっかり大人になったら

道路の向こうの噴水で2時に会ってもおかしくないだろ?」



君が結婚してたなんて全然知らなかった

ここに一人で暮らしているんだよ

湿って孤独な数年前の木曜日から



日曜日は何をしているの?

会いに来てくれないかな?

君の赤ちゃんを連れてきたっていいよ



日曜日は何をしているの?

会いに来てくれないかな?

君の赤ちゃんを連れてきたっていいよ….