1991年リリース。


いやぁ、久々の音楽ネタブログに勝手を忘れている孝治です(笑)


このアルバムはスコーピオンズにとって「分岐点」となったアルバムです。

前作を最後に長年連れ添ったディーター・ダークスと別れています。
コレは彼等にとって大きな決断だったと思います。
当然スタジオ、エンジニアから全て変わる訳ですから大変だったと思います。

白羽の矢は、キース・オルセンに立ちますが、コレがまた吉と出ます。

キースならではの整理された音に仕上がっていて、とても聴きやすいのです。
上と下を少なめに、中域を厚めにしてあり、抜け穴としてギターの音が立体的に味付けされています。

ディーターには悪いですが、ぎゅうぎゅう詰めの前作とはココが大きな違いとなります。


この聴きやすさはエアプレイには好都合で、本盤は広大なアメリカ大陸をまずは「電波(airplay)」で席巻します。

その後のツアーも当然好調で、「Wind Of Change」のシングルヒットも追い風となり、彼等は再び全盛期を取り戻すのです。


収録曲は、

1. Tease Me Please Me
2. Don't Believe Her
3. To Be With You In Heaven
4. Wind Of Change
5. Restless Nights
6. Lust Or Love
7. Kicks After Six
8. Hit Between The Eyes
9. Money And Fame
10. Crazy World
11. Send Me An Angel


個人的には頭2曲の流れがラグジ―で心地好くて好きです。


1. Tease Me Please Me


2. Don't Believe Her

ルドルフならではのコードワークが楽しめるし、マティアスのマイルドなトーンも滑らかな運指も素晴らしいも一言。