1989年リリース。

「BON JOVIの弟分」的な振れ込みでデビューしたスキッド・ロウですが、ボンジョヴィよりもHM寄りで、パンクに傾倒しているソングライター(=レイチェル)がいたこともあり、音楽的には幅広くファンを獲得できるクオリティだったと思います。

また、ボーカルのセバスチャンのルックスの良さ、ステージアクションの大きさ、ボーカリストとしての安定感もあり、女性ファンのみならず、男性ファンをも巻き込んで話題になったモノです。

当時、HR/HMばかり聴いていた俺にとって、メインストリームでウケる音は既に飽きてしまっていたのですが、彼等に関しては発売当日にCDを買い、初来日公演に足を運ぶほど気に入っていました。


収録曲ですが、
1. Big Guns
2. Sweet Little Sister
3. Can't Stand The Heartache

4. Pieces Of Me
5. 18 And Life
6. Rattlesnake Shake
7. Youth Gone Wild
8. Here I Am
9. Makin' A Mess
10. I Remember You

11. Midnight/Tornado


動画を貼り付けた2曲が俺のお気に入りです。

アルバム通して「勢い」「若さ」に溢れていますが、今聴いても耳に痛くはありません。

それは、バラードとファストチューンのバランスの良さも当然ありますが、的確なプロデュースの賜物でもあります。

当時は「ギターヒーロー至上主義」な時代でしたが、マイケル・ワグナーはギター中心に録音をしません。

彼はあくまでボーカル中心に音を組み立てますよね。