1993年リリース。

本盤の価値。
それはジミー・ペイジを担ぎ出した、という事だったんだと思います。

デイヴィッド・カバーデイルとジョン・カロドナーがジミーを利用しようとしたが、、、のプロジェクトとも言えるかもしれませんね(苦笑)


曲はジミーとデイヴィッドの共作とありますが、聴いているとデイヴィッド主導であろうトラックが多く、元々あったマテリアルを持ちあったように感じます。

世間で言われていた程ZEP色はなく、白蛇のアルバムにジミーが客演しているような感じですかね~。

ジャケットはヒュー・サイムで、ドラムはデニー・カーマッシですから、どちらかと言えばデイヴィッド色が強いユニットだったと言えると思います。


収録曲は、
1 Shake My Tree

2 Waiting On You
3 Take Me For A Little While
4 Pride And Joy

5 Over Now

6 Feeling Hot
7 Easy Does It
8 Take A Look At Yourself
9 Don't Leave Me This Way
10 Absolution Blues
11 Whisper A Prayer For The Dying

俺は(5)が一番好きです。

だってKashmirっぽいから( ̄▽+ ̄*)


本盤はジョン・カロドナーが思っていた程のセールスはあげられず、予定されていたワールドツアーも日本のみで終了しています。

ジョン・カロドナーが絡むユニットって短命で終わりますよね~。
個人的には彼の存在価値が見いだせません(笑)


あと、ファームの時も感じた事ですが、ジミーは意外に回りに対して気使いなのかもしれません。
本盤のツアーを観ましたが、まさかジミーが『still of the night』を弾くだなんて思いもしていませんでしたから、

驚き半分がっかり半分の複雑な気持ちになったものです。


プロデュースに関しても本盤はHR色が強く、その点でもジミーはデイヴィッド寄りにしたのかもしれませんね。


ジミーはプロデューサーとしてはまとめるのが上手い人だと思いますが、素材の良し悪し、素材の組合せを見抜くのは上手いとは思えません。
元々がセッションマンだっただけに、バランス取りは巧いんですけどね、、、。

このユニットにしても、ファームにしても、結果的に評価が低いのはそのせいでしょう。


素材の良さと組合せが奇跡的に噛み合ったからこそZEPは素晴らしかったのだと思います。