1984年リリース。

ヨシュア・ペラヒアは実力があるのに売れなかったギタリストです。

1984年当時はイングヴェイと双璧を成す早弾きギタリストとして注目を集めていましたが、プレイヤー志向が強く、また、極端に1つのジャンルに固執するイングヴェイと異なり、全体を見渡したコンパクトなプレイを心掛け、ジャーニーを頂点とするアメリカンハードロックの流れを汲むヨシュアのほうが『売れやすい』と思っていたのですが、、、、結果は逆でした。


この曲は1曲目に収録されていますが、先程の『ジャーニーを頂点とする~』という意見に賛同していただけると思います。

じゃあ、どうして売れなかったのか?ですが、『ルックスとキャラクターが弱かったから』だと思います。

今では想像できないかもしれませんが、当時イングヴェイは痩せていて格好良かったのです。
またインタビューでも強気の発言で回りを翻弄し、好き嫌いがはっきり分かれるけれど印象に残るアーティストでした。

一方、ヨシュアはパッとしないおじさん顔で、お世辞にも格好良いとは言えません。
インタビューでも物腰柔らかで、良くも悪くも優等生的なアーティストでした。


この曲は当時伊藤政則さんが自身のラジオ番組で猛烈に推していた曲です。
冒頭の早弾きから泣きのメロディーに移行するところなんかは日本人の琴線に触れる『まさに名曲』だと思います。


もし、ヨシュアがもうちょいマシなルックスで、もうちょいワガママだったら、多少は未来が変わっていたかもしれませんね。



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